鎌田さんが実感!シニア婚の懸念
ケース1「婚活の壁」
マッチングアプリの登場などでチャンスは広がったが、シニア婚活が誰でも成就するわけではない。「相手に対するリクエストが多い」などは、結婚を遠ざけることになる場合も。
ケース2「年金、相続の問題」
遺族年金の受給は再婚したら打ち切られるなど、年金や相続の問題への対処は不可欠。子どもがいる場合、相続でもめないようにするには養子縁組しないことが望ましい。
ケース3「親の介護問題」
親の介護問題も懸念材料。相手の親が年老いていた場合、その負担を考えがち。だが、先の心配ばかりしていたら何も始まらない。「熟年結婚には決断と覚悟が必要」と鎌田さん。
シニア利用も多い!鎌田さんおすすめ婚活アプリ
「シニア層もマッチングアプリを利用する人が非常に増えています」と鎌田さん。結婚相談所は月会費などがかかるのに対し、マッチングアプリは女性は無料というケースが多い。「ただし、詐欺被害も報告されています。アプリの利用は十分注意を」
【Goens】50代、60代専門のマッチングアプリ。50歳以上のユーザーに限定しているのが特徴で、共通の価値観や趣味を持った人との出会いをサポートしてくれる。
【marrish】特に再婚者やシングルマザー・シングルファーザーに向けたサポートが充実。利用ユーザーの年齢層も幅広い。
【Pairs】幅広い年齢層の会員に人気があるマッチングアプリ。全国に多くの会員がいるため、地方在住の人もパートナーを見つけやすい。

鎌田れいさん●結婚相談所「最短結婚ナビ」を主宰し、仲人を務める。数多くのカップルを成婚へ導く。一方で婚活ライターとして各種メディアで活躍中。自身は熟年離婚と結婚を経験。双子の女の子の母。
鎌田れいさん●結婚相談所「最短結婚ナビ」を主宰し、仲人を務める。数多くのカップルを成婚へ導く。一方で婚活ライターとして各種メディアで活躍中。自身は熟年離婚と結婚を経験。双子の女の子の母。
取材・文/百瀬康司