元貴乃花以来の退職
この一連の処分に対し、ネット上では批判の声が相次いでいる。
《白鵬いじめが酷すぎる》
《今の相撲協会の在り方には疑問しかない》
《春日野部屋は2度も傷害事件あったのに許されて宮城野部屋閉鎖はあかん》
《根っからのいじめ体質だな》
《元力士だけだから、自分たちの異質さが分からないんだろう》
《貴乃花が追放されたときとまったく同じ》
など、協会の姿勢を厳しく非難する投稿が目立った。
6月2日の時事通信の報道によれば、宮城野親方は不当な扱いを受けているとの思いから「協会は俺を辞めさせたいんでしょ」と漏らしていたという。
元横綱の退職は、2018年9月の元貴乃花以来だ。現在、平成以降の元横綱で角界に残っているのは、伊勢ヶ濱親方(元旭富士)、武蔵川親方(武蔵丸)、音羽山親方(鶴竜)、二所ノ関親方(稀勢の里)、照ノ富士親方(照ノ富士)の5人のみとなった。
このままでは、日本の国技としての信頼すら揺らぎかねない。はたして日本相撲協会が「品格」を持つ日は訪れるのだろうか。