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左から大谷翔平、八村塁
MLBドジャースのオーナーが、NBAのレイカーズを買収するとの報道が世界を震撼させている。ニュースが報じられたのは日本時間6月19日。プロスポーツ史上最高額の100億ドル(約1兆4500億円)で、ドジャースのオーナーであるマーク・ウォルター氏へ売却される見通しとのことだ。
敏腕オーナーの実績
このまま売却が進めば、ウォルター氏はドジャースだけでなく、あのNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズが所属するレイカーズのオーナーにも就任することとなる。
「ドジャースとレイカーズは共にロサンゼルスを拠点としていて、リーグを代表する人気チームという共通点があります。レイカーズは、これまで46年間“バス家”がオーナーでしたが、過半数の株式を手放しウォルター氏へ売却するとのこと。SNSには早くもレイカーズのユニフォームを着た大谷翔平選手の合成写真が投稿され、ちょっとしたお祭り騒ぎになっています。ドジャースのロバーツ監督も、“レイカーズには十分なスターが揃っている。ショウヘイには手を出すな!”とジョークを飛ばしていました」(スポーツメディア編集者)
今回の買収劇は、レイカーズのオーナー“バス家”が資金繰りに苦しんでいるからとも、“ファミリーオーナー”の限界とも報じられている。
一方、ウォルター氏のオーナーとしての手腕に寄せられる評価は非常に高いものだ。ウォルター氏は2012年にドジャースを買収後、クラブハウスの設備やデータ解析部門の強化、食事管理、最新のリハビリ施設導入など惜しみない投資を実行。結果、2020年と2024年に2度のワールドシリーズ制覇を成し遂げている。