田原と爆笑問題・太田の関係性
こうした“田原バッシング”は、30年前の“伝説”を思い出させる。
「1994年2月の“ビッグ発言”事件ですよ。長女の誕生を発表する記者会見で『何事も隠密にやりたかったけど、僕ぐらいビッグになっちゃうとそうはいきません』と発言し、当時の週刊誌から猛バッシングを浴びて、しばらく芸能界を干されたんです。
ただ、実際にはユーモア交じりの受け答えで、当初の報道も比較的冷静だったんですが、その後、旧ジャニーズ事務所を退所したことなどを契機に、“ビッグ”の一言だけが独り歩きしてしまったんです」
そんな彼が再び脚光を浴びたのは、『爆笑問題』との共演だった。
「2011年スタートの『爆報! THEフライデー』でゲストMCを務めるようになってから、田原さんの“空気を読まない天真爛漫な発言”が笑いになり、爆笑問題との相性の良さもあって再ブレイクを果たしたんです。『日曜サンデー』にも毎年のように出演していましたが、田原さんと爆笑さんの“距離の近さ”が今回は裏目に出てしまいました。
太田光さんも6月22日放送のラジオで『そういうことを今までずっと喜んでいた部分もあって』と、田原さんの言動を“ネタの1つ”として楽しんでいたことを認めつつ、謝罪しました」
田原俊彦は芸能生活45年。令和の価値観を前にして訪れた“2度目の干され危機”をどう乗り越えるのだろうか。