「心が洗われた」(宮城県・50歳)、「主演の2人が初々しい」(神奈川県・52歳)
3位は芳根京子主演の『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)。昭和11年を舞台に交際0日婚からスタートした夫婦の昭和新婚ラブコメ。芳根演じるなつ美と、本田響矢演じる海軍中尉の瀧昌を中心に、友人カップル(山本舞香・小関裕太)の恋の行方も注目された。
癒し系作品が上位を独占!
毎回SNSでトレンド入りするなど大きな話題を呼んだ同作。神無月さんは、
「不器用で妻を褒めたくても『問題ありません』としか言えないけれど優しい瀧昌と、そんな彼が大好きで、ほぼ子犬のようななつ美。お互いが大切すぎる2人が6話でようやく初夜を迎えたときは、日本中からの“よし!”が聞こえた気がしました(笑)。
2人の友人で、恋愛に百戦錬磨の深見(小関)とクールな芙美子(山本)が頭脳戦を仕掛け合いながらも、お互いの心根の良さを見抜いて結ばれていく様もよかったです。
全員いいやつだから幸せにならないと許さんぞ!と視聴者を総オカンにしてしまう魅力にあふれた作品でした」
中間発表ではランク外だった同作。時代はピュアさを求めている?
「女ひとり楽しく生きようと思えた」(山梨県・57歳)、「弱いようで強いさとこに憧れる」(千葉県・43歳)
2位にランクインしたのは『しあわせは食べて寝て待て』(NHK総合)。膠原病を患いバリキャリからパート生活に変わったさとこ(桜井ユキ)が家賃の安い団地に引っ越し、薬膳料理や団地のコミュニティーを通じて心の傷を癒し、自分なりの幸せを見つけていくストーリー。
「大家で隣人の鈴(加賀まりこ)、その同居人の司(宮沢氷魚)など他の登場人物もそれぞれに問題を抱えていて、それと折り合いをつけながら暮らしている。ほのぼのとしたストーリー展開の中にもピリッとするようなセリフや場面があり、人が心に抱える傷も丁寧に描いています。原作漫画はまだ連載中なので、この先のシリーズ展開にも期待したいですね」(前出・津田さん)
シリーズ化されるのを食べて寝て待つ?
そして、1位は『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)。
「長倉家と千秋さんをずっと見ていたい」(福岡県・57歳)、「年を経て会話がよりリアルになった」(栃木県・55歳)
中間発表でもトップだった同作だが、'12年に初回シーズンが放送され、'14年の続編から11年の時を経てレギュラー陣が欠けることなく集結。
第1シーズンではアラフィフだった千秋(小泉今日子)も、アラ還を迎え、長倉和平(中井貴一)は還暦を過ぎ定年を迎えている設定。
「キャストが年を重ねた分、キャラクターも同じように年を重ねている。鎌倉の舞台は変わらず、登場人物たちだけがそれぞれ少し年老いている。劇中の会話もやっぱり年を重ねた分、説教くさくなったり、くどくなったりしているのもリアル。
それを嫌という人もいるかもしれないけど、リアルを追求しているなと思いましたね。そして最終回で見せた千秋の還暦の真っ赤な衣装がとっても可愛かった。あの衣装を着こなせるのはキョンキョンならでは」(津田さん)
続・続・続にも期待!
