目次
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ー いちばん腹が立った政治家の発言
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ー 腹が立った政治家の発言10位〜1位
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ー 腹立つ失言上位はコメと女性蔑視

「政治家は発言に、“言って良いこと、悪いこと”、“言って良いとき、悪いとき”、“言って良い人、悪い人”がある。普段から気を配らなければならない」

 そう話したのは、田中角栄元首相。自身もいくつかの暴言・放言がありつつも、彼の言葉は“角栄節”として昭和の民の心をつかんだ。

 しかし、政治家の言葉には“気を配らなすぎる”ものも多い。直近も“米”問題での失言で職を辞した者が……。

いちばん腹が立った政治家の発言

2005年11月、衆議院議員当選後から間も無く「ニート講習会」を開催した杉村太蔵
2005年11月、衆議院議員当選後から間も無く「ニート講習会」を開催した杉村太蔵

 老若男女1000人にアンケート。あなたがいちばん腹が立った政治家の発言は?

 まずは20位〜11位まで(役職、肩書はすべて当時のもの)。

20位「天皇中心の神の国」(森喜朗首相)
20位「料亭行きたい」「BMW乗りたい」「JRに乗り放題」(杉村太蔵衆院議員)
19位「あなたとは違うんです」(福田康夫首相)
18位「(原発事故の放射線量は)ただちに影響はない」(枝野幸男官房長官)
17位「(投票に行かずに)寝てしまってくれればいい」(森喜朗首相)
16位「バカヤロー」(吉田茂首相)
15位「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」(森喜朗五輪組織委会長)
14位「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない」(松本龍震災復興担当相)
13位「黒人は知能が低い」(中曽根康弘首相)
12位「このハゲーっ!」(豊田真由子衆院議員)
11位「LGBTQは生産性がない」(杉田水脈総務政務官)

 発言が3つもランクインした森喜朗元首相に対しては、

「行動、発言が問題だらけの人間」(55歳・男性)の声が。

 杉村太蔵氏は、初当選時のコメントが反感を買った。

「議員は税金を自分の所有物と思っている。今でも偉そうにテレビでコメントしてると腹が立つ」(65歳・女性)

 14位は東日本大震災の被災地を訪れた復興担当相の暴言の数々。「われわれは何もしない」と知事を突き放し、「今の最後の言葉はオフレコです。書いたらもうその社は終わりだから」と続けた。

「宮城県民として許せない。今でもあのときの発言を思い出すと、怒りが湧き上がってくる」(55歳・女性)

 12位の「このハゲーっ!」は'17年のこと。

「上下関係を利用した侮辱発言のためパワハラに該当」(29歳・男性)

「少し笑っちゃったけど、ヒドい。けど、石破に言ってほしい」(49歳・女性)