腹立つ失言上位はコメと女性蔑視
どの時代でも繰り返される“政治家による失言”。失言上位は女性蔑視が多く─。
5位「貧乏人は麦を食え」(池田勇人大蔵相)
こちらは言葉自体は新聞の見出しであり、発言は“経済の原則にのっとり、所得に応じた物を食べるべき”というものであったが……。
「金はあるけど人間として最低である」(76歳・女性)
4位「閉経した女が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害」(石原慎太郎都知事)
「ひどい発言をたくさんしているが、女性としてこれが許せない」(54歳・女性)
「自分たち(男性の老人)のことは棚に上げて、自分たちはいるだけで価値がある、という無根拠な傲慢さも感じられる」(45歳・男性)
3位「女性は産む機械」(柳澤伯夫厚生労働相)
続いても女性蔑視発言。統計学的発想で、“申し訳ない”とエクスキューズをしてはいたが、その表現は……。
「前置きがあっても言ってはいけないということがわからない?」(34歳・男性)
「すべての女性を蔑んだこの言葉でしたが、不妊の女性には“女ではない”と言われている感じ」(67歳・女性)
2位「集団レイプする人はまだ元気があるからいい。正常に近いんじゃないか」(太田誠一衆院議員)
早稲田大学のサークル『スーパーフリー』による女子大生暴行事件に対しての、考えられない発言。
「そもそも集団レイプなどという単語を使うこと自体嫌悪」(52歳・女性)
「犯罪を罪じゃないと宣言したのはあり得ない。それから女性の人権や尊厳を無視しただけでなく、常識ある男性に対しても侮辱」(49歳・女性)
1位「コメは買ったことがない」(江藤拓農林水産相)
「売るほどある」と続いた直近の発言がトップに……。
「この時期にコメを買ったことがないという発言をしようという思考が、政治家、社会人として欠落しているものがある」(50歳・男性)
「価格高騰で困っているのに自分が良ければそれでいい、が表に出た」(57歳・女性)
差別や蔑視、犯罪擁護を抑えて直近の失言がトップに。その後の挽回や実績も考慮すべきだが、忘れてはならぬほどの暴言は数知れず……。
ちなみに発言者として、ノミネート数では森元首相がダントツトップであった。

いちばん腹が立った政治家失言ランキングTOP10