謎のかけ声に、容赦ない体罰……

「部活動の謎ルール、いろいろありましたよ! 中学のときは野球部だったんですが、キャッチボールで投げる際には『ホーホイー』って言う慣習があったんです。『ホーホイー』って、いったいなんだったんだろうと」

 そう学生時代を振り返るのは、ものまね芸人のホリさん。現在48歳の彼の学生生活もまた、体罰が横行していた。

「顧問の先生も怖かったけど、先輩との上下関係もかなり厳しかったですね。1、2年生はよっぽど野球がうまくなければ試合に出してもらえないので、下級生はずっと球拾い。自分たちが3年になるまで部室すら使わせてもらえませんでした。

 当時、野球部の先輩は番長でもあったので他校とのケンカに部のバットをすべて持っていっちゃったんです。そのときにバットが押収されてしまい、そのまま先輩は引退。自分たちの代は“バットなし”でスタートしましたね」(ホリさん)

 まるでヤンキードラマの世界観だ。実際に集まった声でも「先輩の機嫌が悪いとケツバットをされた」(山口県・64歳・男性)、「野球部時代、真夏に炎天下に長時間定位置で守備をしていると、時間の経過とともに自分の場所が日陰に。心の中で『ラッキー』と思っていると、先輩から『日陰に入ってんじゃねえ!』と怒号が飛んできた」(岡山県・53歳・男性)、「吹奏楽部で、先輩にとって気に食わないことが起きると全員に集合がかかる。1人ずつ先輩が機嫌を損ねた理由を考えて答えていき、正解が出るまで続く」(大阪府・53歳・女性)などの被害報告が多数!

 そのほか「部活動後のドリンクとしてコカ・コーラは禁止だったが、ペプシはOKだった」(東京都・64歳・男性)や「所属していた卓球部では、すみませんではなく『サーセン』と早口で言わなければならなかった」(千葉県・57歳・女性)といった代々部員同士でつないできたであろう、謎ルールも多くあがった。