志麻子:あなた、確かにカッコいいですから。

コヌ:ちょっと意識しながら、メンバーたちのところに近づいていったら、みんなすごく驚いた表情をしていて。何が起きたんだろうと振り返ったら、長いトイレットペーパーを引きずっていました(苦笑)。日本でいちばん最悪な思い出です……。

日本のサウナで足首にカギをつけてはいけない理由

インス:カッコつけて歩いているのがわかったから、なおさら面白くて。

志麻子:普通のおじさんだったら「ついてますよ」と言えるけれど、カッコいいあなただと言いづらい。とてもいい話。そういうのすごく日本人好きですよ。

インス:俺は、練習やコンサート、ライブが終わると、サウナ行って(筋肉疲労を抑えるために)アイシングをするんです。そう見えないかもしれませんが、結構筋トレを頑張っていて。

志麻子:ご存じかもしれませんが、日本では男の人が男の人を求めて行くサウナがあるんです。ロッカーのキーを足首につけている人は、男性がOKという合図で。

インスセヨン:えーっ!?

セヨン:初めて知りました。韓国では、みんな足首にカギをつけますよ。よくインスと日本のサウナに行くのですが、その場にいる全員がインス(の鍛えた身体)を見ます!

インス:日本ではカギを手首につけていてよかったです。なぜサウナの話をしたかといえば、最近、日本の面白い文化を体験しました。ダメエピソードではないんですが、イベントなのか、サウナで裸のままみんなで一緒に歌ったんです。

志麻子:日本のサウナには熱波師というのがいて。

セヨン:タオルで熱い風を送ってくる人ですよね。

志麻子:そう。韓国のサウナにもいます?

インス:いないです! だから、驚きました。

志麻子:「エピソードを作るために、サウナで足首にカギをつけてみたら?」とは、さすがに私も言えないですわ。日本だとペ・ヨンジュン様の『冬のソナタ』から韓流ブームが始まりましたよね。日本女性は韓国ドラマも好きだから、みなさんは俳優でも活躍してほしいです。

セヨン:僕ら演技もやっているので、先生の力でぜひ日本のドラマに出演させてください!

志麻子:そうね。あと、トロット! 日本でいう演歌ですね。ああいうジャンルも歌ってほしい。韓国の演歌や歌謡曲の流行が日本にも入ってきていますから。