年齢を感じさせないその理由とは?

 もうすぐ79歳。今までと変わらず、精力的に活動していて、自身の“老い”などは感じないのだろうか?

「いやいや(笑)、もちろん感じていますよ。でもね、あまり年については考えないようにしているんです。150歳くらいまで生きるんだから、まだまだ半分だ、って(笑)。まだ若造だよ、と思っているんです。ただ、ゴルフには3日連続で行けなくなったし、舞台の休演日にはラウンドしていたけど、最近はちょっとやめておこうかな、と思ったりはしますね」

 そんな体力を維持するために、特別な身体のメンテナンス方法は、と聞いてみると……、

「特に何もしていません。50代後半から、60代くらいまではジムに通っていたけど、もう会員権も手放してしまったし。娘から“あそこのマッサージが良かった”なんて聞いたら、じゃあ行ってみようかな、というくらい。

 たぶん“まあ、いいか”という感じで生きているから若く見られるのかもしれませんね(笑)。あまり深く考えないというか、何に対してもきまじめに生きていると、病気になってしまう気がしてね。この前、パーキンソン病について医師の先生に話を聞いていたら“気楽に楽しいことを考えることが一番いい”と。だから、能天気で生きていこうと思ったんです(笑)」

 しかし、こと芝居となると真逆になるという。