フジテレビ系で放送中の月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』に出演中の柳葉敏郎。
「同作は海辺の児童相談所を舞台にした物語。柳葉さんが演じるのは一時保護所で働く、課長兼保育士です。定年を迎えたものの、保育士として現場に戻ってきたベテランで、主演の福原遥さん演じるヒロインらを温かく見守っています」(テレビ誌ライター)
子どもと向き合う保育士を演じる一方、私生活では2人の子どもを持つ父親。子育てにはこだわりがあった。
「1997年に結婚して、2000年に長女が、2008年に長男が誕生しました。2006年に自身の地元である秋田に移住。仕事のときは東京へ通っていますが、高校卒業後に上京したときから子育ては地元の秋田でしたいと決めていたそうです」(スポーツ紙記者)
秋田でノビノビ育った2人の子ども。高校2年生の息子が名誉ある“役職”に就いた。
「岩手県にある盛岡大付属高校の野球部のキャプテンに就任しました。盛岡大付属高は甲子園に春夏合わせて16度出場している強豪校。全国から集まってきた選手を束ねているのですから、かなりのキャプテンシーがあるのでしょう」(スポーツライター、以下同)
柳葉は現在も野球チームに所属しているほどの野球好き。父として、強豪校から誘いがありつつ、進路に迷っていた息子の背中を押した。
「長男は中学校では軟式野球部に所属していましたが、3年生の最後の大会が終わると硬式のクラブチームに所属。そのときに盛岡大付属高から誘いがあったようです。もともと地元の高校に進もうと考えていたそうで、自分の実力が通じるのか不安だったり、寮生活で両親と離れることに悩んでいた長男に、柳葉さんは“3年間ベンチに入れなくても、おまえが強くなってくれるだけでありがたい”と声をかけたそうです」
子どもが社会人になるまで見守る
高校生になった息子は離れて暮らしているが、柳葉も岩手に通っているという。
「早朝に行われるグラウンド周辺の草刈りなどの活動にも積極的に参加しています。長男がベンチ入りしていなくても盛岡大付属高の応援をしている姿を球場で見かけます」(盛岡大付属高関係者)
仕事の合間を縫って息子のもとを訪れるのは、ある思いがあるから。
「柳葉さんは8歳のときに父親を亡くしており、自分が父からしてもらいたかったことを子どもたちにはしてあげようという思いがあるそう。それが子どもが社会人になるまで、そばで見守ること。子どもへの思いが強いからこそ、秋田、岩手、東京と飛び回る生活ができるのでしょう」(芸能プロ関係者)
熱い思いで育てた子どもたちの未来は、きっといい日になりそうだ。