雅子さまが明かした意外な事実
お得意なのは球技だけではない。
「天皇ご一家のスケートの先生のお話によると、雅子さまは結婚されて、陛下とスケートを始められたばかりのころから、きちんとしたスケーティングがおできになっていたそう。先生が“どうしてそんなにお上手なのですか?”と質問すると、小さいころ、お父さまの仕事の関係でモスクワにいらっしゃったことが影響していたようです。
モスクワの赤の広場では冬になると、スケートリンクがつくられて、雅子さまは毎日のようにリンクで遊ばれていたそう。スケートのほかにスキーも嗜まれていたようです」
幼いころからスポーツに親しんでこられた雅子さまは日頃からスポーツに関心を寄せ、その振興のため奮闘されている。
「昨年のお誕生日に際して公開された文書では大谷翔平選手の活躍や、オリンピック・パラリンピックについて触れられていました。日頃からスポーツをご覧になり、その年に活躍した選手を園遊会などの場に招待しては、心からのねぎらいの言葉をかけられています。
また、昨年は両陛下にとって初めてとなる天皇杯・皇后杯をソフトボール競技に下賜されるなど、皇后としてスポーツを支えられているのです。その傍ら、今もスポーツを愛する気持ちにお変わりはなく、ご一家で野球を観戦されることもよくあるといいます」(皇室ジャーナリスト)
今年の春の園遊会出席者で女子ソフトボール日本代表元監督の宇津木妙子さんは、両陛下との懇談をこう振り返る。
「まず陛下から“ソフトボールの普及活動に長く携わってくださり、ありがとうございます”というお声がけをいただきました。私がすぐさま“ぜひノックをさせてください”と申し上げると、陛下は“僕は捕れるかどうか……”と笑われて“雅子なら”と隣にいらっしゃった雅子さまを指されたんです」
陛下の切り返しに雅子さまは“動けるかしら”とおっしゃった後、意外な事実を明かされたと宇津木さんは続ける。
「“愛子が上手だと思いますよ”とお話しされていました。雅子さまは宮内庁の職員とソフトボールをされたこともあったようです。だから愛子さまもソフトボールの経験があってお上手なのかもしれません。
ソフトボールを始めて今年で60年、指導者になってから40年を迎えました。指導者にとってノックは基本ですから両陛下や愛子さまにノックを受けてほしいというのは私の夢です」