増加する“ペア公務”
悠仁さまと佳子さまに限らず“ペア公務”は最近の秋篠宮家で主流になりつつある。
「これまでの秋篠宮家では、秋篠宮さまと紀子さまがお二人で、佳子さまはおひとりで公務に臨まれることが主流でした。紀子さまと佳子さまがご一緒にお出ましになることはあったものの、年に1回ほどでした。
しかし、例年から一変、今年は8月に1泊2日で慰霊のため私的な旅行として広島県へ足を運ばれたほか、10月2日から3日には『瀬戸内国際芸術祭』を視察するため、香川県を訪問されるなど、母娘の公務が続いています」(皇室ジャーナリスト)
瀬戸内国際芸術祭を支えるボランティアサポーター「こえび隊」メンバーで、香川県でお二方と懇談した岡崎純來さん(16)は次のように振り返る。
「おふたりからは、こえび隊が主催する『大島サマーキャンプ』の内容や、キャンプを通じて学んだハンセン病の歴史について“どのようにして受け継いでいきますか?”といったご質問をいただきました。
お答えすると“素晴らしいですね。頑張ってください”と励ましのお言葉を頂戴して……。お会いする前はとても緊張していたのですが、お二人が息を合わせて接しやすい空気をつくろうとなさっていることが伝わり、徐々に緊張がほぐれていきました」
同日、お二人は図書館船『ほんのもり号』をご視察。立ち会った香川県政策部長の尾崎英司さんはこう語る。
「『ほんのもり号』は、瀬戸内海の島々を航行する図書館船で、この船が走るようになったことで、島に住む子ども同士の交流が可能になりました。おふたりは、こうした説明に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
紀子さまはメモを取られ、佳子さまは“子どもたちはどのような本に興味がありますか?”と質問されていて、この取り組みに強い関心がおありだということが伝わり、大変ありがたく思いました」