巨人・山瀬慎之助のポストはファンの間でも拡散され、物議を醸している(Xより)
巨人・山瀬慎之助のポストはファンの間でも拡散され、物議を醸している(Xより)
【写真】「なかったことにされるの?」削除された巨人捕手の“不満”ポスト

 確かに昨年までの「働き」からすると、今季年俸「650万円」の査定は妥当に思えるが、今年の交渉でアップしたのかダウンだったのかは定かではないが、納得いく額面ではなかったのかもしれない。

「年俸査定も含めて、イースタンで結果を残しているにも関わらず、“なぜ、一軍に上げてくれないのか”というのが山瀬選手の本音でしょう。しかしながら巨人には侍ジャパンに選出された岸田行倫(29)、打撃が売りの大城卓三(32)、そしてベテランの小林誠司(36)らが一軍にいます。

 それは山瀬選手も承知していることで、私も合点がいかないのは、捕手の数は揃っているというのに、なぜ昨年オフに甲斐拓也(33)を獲得したのかということ」(前出・ライター、以下同)

 2024年に国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也捕手を、5年15億円ともされる大型契約で福岡ソフトバンクホークスから獲得した巨人。開幕からスタメンマスクを被ったベテラン捕手は、序盤こそ額面通りの活躍を見せるも徐々に不調に陥り、8月に右手中指の骨折によって戦線離脱。結局、移籍1年目を68試合出場で終えた。

合同自主トレを共にする“師弟関係”

「実は、甲斐とはソフトバンク時代からオフに合同自主トレをする山瀬。捕手として“師弟関係”ともいえる2人はプライベートでも仲が良く、山瀬が甲斐を“目の敵”にしているわけではありません。

 ただ問題は、近年のFA争奪戦において有力選手を他球団に持っていかれっぱなしの巨人の現状。甲斐の獲得は戦力面のアップだけではなく、ある意味、球団としてメンツを保つための補強という側面もあったと思います。

 15億円もの大枚を払った選手を優先して起用するのは当然で、いくら二軍で頑張っても一軍に呼ばれない選手からすれば、球団都合の“しわ寄せ”を食らっていると思ってもおかしくない。そんな不満が、“保留”と“暴露”として出たのでは?」

 17日には同じく喜多隆介捕手(27)が契約更改に臨み、右ヒザの手術の影響もあってか自由契約を言い渡され、育成契約を締結している。明日は我が身のプロ野球選手だけに、「稼げる」見込みがないのなら、自ら「動く」手段があるのもSNS時代というわけか。