17歳以下のナショナルチームによるサッカーの世界大会『FIFA U-17ワールドカップ』が、カタールにて開催されている。日本代表チームは決勝トーナメントを勝ち進んでおり、11月18日(日本時間19日)には北朝鮮代表チームと対戦。8強入りをかけた大事な一戦だったが、思わぬ場面で物議を醸している。
18日に行われたのは決勝トーナメント2回戦で、この試合に勝てば準々決勝進出。最後まで拮抗した戦いとなり、1-1でPK戦にもつれこんだ。最終的にPK戦を制した日本が試合に勝利し、ベスト8入りが決まっている。
殴りかかるように“グータッチ”
「見応えのある試合だったものの、ネット上で話題になっているのは試合の前。両チームがあいさつを交わす場面でした。北朝鮮選手と日本選手が“グータッチ”をする流れでしたが、日本選手を殴るかのように強く拳を振りかざす見える北朝鮮選手が複数名いたんです」(サッカー専門誌ライター)
試合の様子はスポーツ専門チャンネル『J SPORTS』で放送されており、YouTubeにはダイジェスト動画がアップされている。公開から12時間ほどで40万回再生を突破するほどの注目度で、試合前の様子について、ネット上には「これはヒドい。対戦相手を試合前に殴るなんて聞いたことがない」「相手へのリスペクトがまったく感じられない」「日本はしっかり北朝鮮に抗議してほしい」「U-17の試合でこんなことが起こっていいの? 子どもたちに見せてはいけない映像だった」など、さまざまな声が寄せられている。
「批判的な声は多いですが、17歳以下の選手たちということもあり、同情するようなコメントも少なくありません。“周りの大人が悪いよ”“フェアプレーを教育されてないんだと思う。サッカーの実力はあるのにもったいない”“選手ではなく指導者や国の問題を感じる。選手がかわいそうだ”など、複雑な思いになるサッカーファンも見受けられました」(スポーツ紙記者)
試合中も、北朝鮮選手による危険なプレーが見られた。前半のアディショナルタイムにて、北朝鮮のアン・ジンソク選手が日本のメンディーサイモン友選手の足を踏みつける形となり、主審がアン・ジンソク選手選手にイエローカードを出したのだ。
「メンディー選手はその場に倒れ込み、両手で足をおさえていました。この場面で、実況席からも“結構危ないプレーですね”と指摘があったほどです。故意にやったとは断言できませんが、試合開始前の様子を考えると、ヒヤッとした視聴者は多かったでしょう」(前出・サッカー専門誌ライター)
どのような事情があろうと、ファンが求めているのはフェアプレーのもとで戦う選手たちの姿だろう。
















