普通の風邪と、どうやって見分ければよい?

熱がなくても、まずは受診して検査を!

 秋から春にかけては、インフルエンザや新型コロナのほかに一般的な風邪の流行もあり、初期症状だけでは区別がつきにくい。

 それぞれの症状の特徴は次のとおりなので、参考に。

〈インフルエンザ〉

・38℃以上の発熱

・強い倦怠感

・関節痛、筋肉痛

・吐き気や下痢などの胃腸系の症状が現れることも

・急激に発症する

・味覚、嗅覚障害は少ない

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所より)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所より)
【写真】熱がなくても注意、インフルエンザ・新型コロナ・風邪の「見分け方」

〈新型コロナ〉

・「カミソリを飲み込んだような」「ガラスが刺さっているような」と表現される喉の痛み

・鼻水やくしゃみなど、アレルギーのような症状

・味覚、嗅覚障害はほとんど見られない

・その他(発熱、悪寒、咳、倦怠感、筋肉痛)

〈一般的な風邪〉

・主な症状は鼻水、くしゃみ

・喉の痛みは比較的軽度

・通常は、すぐに高熱にはならない

・全身症状はあまりない