12月1日、れいわ新選組の代表戦が告示され5名が立候補を届け出た。立候補者の中には高校生も含まれ、話題を集めている。
「まだ間に合う」という意見も
「立候補を届け出たのは現代表の山本太郎さんのほか、衆議院議員の八幡愛さん、阪口直人さん、党ボランティアの青柳光亮さん、高校生の篠原一騎さんの5名です。立候補は自薦を含めて、国会議員1名以上の推薦が必要です。投票は15人の国会議員に1票ずつ、その他地方議員や党関係者などに15票が割り振られており、30票を争います。投票は8日正午まで受け付け、同日中に結果が判明する予定です」（スポーツ紙記者、以下同）
ネット上の反応はさまざまだ。特に高校生の候補者に関しては《なかなか、興味深いな》といった声がある一方で、《高校生の子、今ならまだ引き返せるから早めにやめた方が良いと思う。れいわ新選組は本当にこの子を政治家として見ているのではなく自分たちの票集め、話題集めのためのピエロとしか考えていない》といった諭すような意見も多くある。
れいわの代表戦にはこれまでにも“変わり種”の候補が出馬している。
「2022年12月に行われた前回の代表戦では山本太郎さんのほか、衆議院議員の大石晃子さんと櫛渕万里さんが共同代表を目指して1陣営として立候補しました。このほか作家の古谷経衡さんが、参議院議員だった舩後靖彦さんの推薦を受け立候補しています。結果は山本さんが当選しました」
今回の代表戦にもユニークな候補がそろう形となったが、一部で批判的な声を集めてしまう理由を政治ジャーナリストが指摘する。
「山本さんは俳優をしていただけあり表現力に長けた政治家ですが、パフォーマンスありきと批判されてしまったともあります。2015年には安全保障関連法案が強行採決されたあとの参議院本会議に喪服姿で登場し、数珠を手に焼香する仕草などを見せる“葬式パフォーマンス”が物議を醸しました。議長から厳重注意を受けた山本さんは謝罪しています」
2025年7月に投開票が行われた参議院議員選挙では山本氏の『ガンダム』のキャラクターのコスプレが問題となった。
「れいわ新選組は選挙に声優の岡本麻弥さんを擁立。岡本さんは『機動戦士Zガンダム』のエマ・シーン役として知られるため、山本さんは『ガンダム』シリーズに出てくるキャラクター、クワトロ・バジーナ（シャア・アズナブル）のコスプレ姿で、お台場のガンダム像の前に立つ姿をSNSに投稿。これには作品の制作スタジオであるサンライズが許可をしていないと声明を出してちょっとした騒動になりました」
今回の代表選がどういった結果になるのか、注目したい。
