今すぐやって!血流&代謝アップ温活アイデア5選

頭寒足熱の服装で上半身は着こまず「下半身」を温める

 人間の身体は頭に熱が行きやすく、下半身は冷えやすいという特徴が。下半身を重点的に温めて血を巡らせることが大切。外出時にはパンツやスカートの下にタイツやレギンスを1枚プラス。腹巻きレッグウォーマー、5本指靴下の使用もおすすめ。家にいるときも下半身を重点的に温めよう。

室内と外気の温度差は「7℃以内」に保ち「自律神経の乱れ」をなくす

 室内と外気の温度差が7℃以上になると、自律神経が乱れやすくなるため、気温差が7℃以内になるように暖房を調整することで、自律神経が乱れにくくなり血流改善につながる。エアコンなどの暖房は、外気温を確認しながら、高く設定しすぎないように注意。乾燥対策に加湿器なども導入して。

血流改善!「ルイボスティー」に「シナモンとしょうが」をプラス

 Tie2を活性化させる成分が含まれるルイボスティーとシナモンに、体温を上げるしょうがを加えたお茶を習慣に。シナモンパウダーを2~3振り、しょうがは皮ごと5gをすりおろすか、チューブを2~3cm。シナモンの代わりにヒハツパウダーでもOK。

「パックしながらの塩風呂」で「温め・保湿」にWアプローチ

 天然塩を一つかみ加えた40~41℃のお風呂に10分つかると、塩のミネラル分が身体を芯から温め、皮膚表面にできる塩の被膜で保温効果も。最後の3分間でシートパックをすれば保湿も同時にできる。塩が使えないお風呂には、毛細血管を開かせる効果のある炭酸系の入浴剤を。

白湯はそのまま飲むと冷える「天然塩」のちょい足しでポカポカに

 白湯はそのまま飲むと体内で冷たくなれば「水」になるだけで、かえって冷えにつながると石原先生。ミネラル分を豊富に含む天然塩には温め効果があり、これを一つまみ、うっすら塩味がつく程度加えると身体の芯からポカポカになる一杯に。精製塩ではなくミネラル豊富な天然塩を使用して。

石原新菜先生●医師、イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により種々の病気の治療にあたる。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』(日本文芸社)など。
石原新菜先生●医師、イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により種々の病気の治療にあたる。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』(日本文芸社)など。

教えてくれたのは……石原新菜先生●医師、イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により種々の病気の治療にあたる。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』(日本文芸社)など。

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取材・文/伊藤淳子