お金が増えても生活レベルを上げない
順調に資産が増え、会社員を辞めたういういさんだが、今でも生活レベルは変えていないという。
「自炊は毎日しますし、コンビニにも行かないです。収入が上がったから、ボーナスが出たからご褒美を買おうではなく、同じ生活を続けることが何よりも重要なんです。1か月の生活費は今でも10万円ほど。支出が多い月でも15万円までに抑えています。
内訳は家賃が4万円、食費は1万円、水道光熱費は6000円、交際費は1万円ほど。無料でWi-Fiが使える物件なのと、携帯は格安SIMを使っているので、通信費は200~500円で済んでいます。美容費は月によりますが、5000~2万円。
歯のホワイトニングをしたり、2000円の歯磨き粉を買うなど、自分が本当に必要だと思うものにはお金をかけています。自己投資にも重きを置いて書籍もよく買います。ただ、メルカリで安く手に入れるなど、ムダのないよう心がけています」
働き始めてわずか5年で2000万円の資産を築いたのは、3年前から始めた投資も大きい。ういういさんは少額投資非課税制度「NISA」と個人型確定拠出年金「iDeCo」を使っている。
NISAは投資で得た利益に税金がかからない制度で、iDeCoは税制優遇を受けながら自分で年金を貯める制度だ。
「25歳からNISAとiDeCoを始めて、その年には貯金も合わせて資産1000万円を達成。既に投資だけで400万円以上の利益を生み出しています。現在も毎月NISAに30万円とiDeCoに2万円の投資を続けていますが、貯金だけでは到底この資産を達成できなかったなと」
ういういさんのチャンネルの視聴者は40代~60代の女性も多く、貯金はしていても投資は何となく怖いし、わからないという声も多いそう。
「確かに投資にリスクはありますが、銀行にお金を預けても、円安が進めば預金の価値は目減りしていくだけ。世界中の株式に分散投資する“オールカントリー”や、アメリカを代表する500社の企業にまとめて投資する“S&P500”などの投資信託なら、リスクは分散できます」
さらに分配金が出ないタイプの投資信託なら、利益は自動的にファンドの元本に組み込まれて再投資されるので、複利効果が最大限に発揮されるためおすすめだそう。
「資産形成は、節約・貯金・投資の3本柱のどれが欠けてもうまくいきません。家計を見直して支出を削り、現金で貯金した上で、投資という形でお金にも働いてもらうやり方を、私は提案しています」











