(5)踏切で選手が電車待ち?
かつて、コース上には3つの踏切が。遮断機が下りたら、選手は電車の通過を待たなくてはならず、審判員が停止時間を計って合計タイムから引いていた。JR東海道線・横須賀線の戸塚大踏切(2区と9区)と、京浜急行の蒲田踏切(1区と10区)はもうないが、箱根登山鉄道の小涌谷踏切(5区と6区)は現存している。
近年は電車のほうが止まって選手を通過させるようになったが、そのきっかけは数十年前、運転士が独自判断で電車を止めたのが始まりというから驚きだ。
(6)先導の白バイは超エリート!
テレビ中継で、選手の手前にチラチラと映るのが、先導の白バイ。東京都と神奈川県の境界である六郷橋(1区と10区)で、白バイが入れ替わるのは有名。選手と一定の距離を保ちながら低速で走るのは、かなりの技術が必要で、じつは先導の白バイ隊員は全国白バイ大会で優勝した隊員をはじめ、昇任試験合格者や乗車経験などを基準として選ばれているという。エリート中のエリートなのだ。
また“男性隊員の聖域”だったのは、もはや過去。女性白バイ隊員が初めて箱根駅伝で先導したのは第95回大会(2019年)。第100回大会(2024年)では女性ペアによる先導も話題になった。
(7)かつては監督が伴走して給水していた!
給水が行われるようになったのは第73回大会(1997年)から。それ以前は “昭和のド根性”で水分を摂取することなく走っていたというから驚き。2014年までは監督が運営管理車から降り、選手に直接ボトルを渡しながら喝を入れることができたが、2015年から各大学の給水員が伴走して手渡すスタイルへ。給水場所は基本的に、各区の10キロ地点と15キロ地点付近。ただし1区と6区は給水がなく、5区のみ3地点ある。
また、2024年(第100回大会)までは「主催者が用意する水およびスポーツドリンク」と決められていたが、選手たちから“普段から飲み慣れているドリンクを飲みたい!”というリクエストが。よって2025年(第101回大会)から「主催者が用意する水および指定ボトルを使用し、指定ボトルの中身は主催者が用意するスポーツドリンク、または各校で用意した飲料」へと変更になったばかり。
(8)予選会からのVはたった2校のみ、今年は…?
予選会から出場し、総合優勝に輝いた大学はこれまでに2校しかない。まずは、1997年の神奈川大。優勝候補だった前大会でまさかの途中棄権ののち、予選会をトップ通過、その勢いのまま初優勝を飾った。
2013年の日体大はまさに下克上。その前年は19位だったが、予選会を1位で通過。本戦では5区山上りで服部翔太さんの快走もあり、頂点まで上り詰めた。今回の予選会をトップで通過したのは中央学院大学。虎視眈々と優勝を狙っているはずだ。











