オリーブ油やアマニ油などの不飽和脂肪酸「植物油脂」
問題となるのは、オリーブ油やアマニ油などの不飽和脂肪酸。これらは加熱すると酸化してアルデヒドという有害な物質を生成。アルデヒドは血管の内膜に付着しやすく、炎症や動脈硬化を招く可能性が。
「また、アルデヒドは神経にもダメージを与えることがわかっています。植物油脂はクッキーやマーガリンなどの加工油脂製品にも含まれており、知らない間に摂取しているため注意が必要」(吉野先生)
陥りやすい病気や症状
アルデヒドが血管に付着することで血管が硬くなって石灰化し、動脈硬化に。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞、くも膜下出血などの原因に。神経への影響も大きく、子どもではてんかん発作やADHDのような神経疾患を引き起こす可能性がある。
特に大人になってからの植物油脂の多量摂取は、パーキンソン病のような運動神経に障害を起こすリスクを高めると指摘されている。
牛乳やチーズなど「乳製品」
乳製品は一般的にカルシウム源として知られているが「四毒」の考え方では「日本人の体質に合わない可能性」を指摘。
「日本人には乳糖を消化する酵素が少ない人が多く、消化不良や腹痛、下痢などを引き起こしやすいとされます(乳糖不耐症)。また乳製品に含まれるタンパク質“カゼイン”が、体内で慢性炎症やアレルギーの原因となる可能性も。
乳製品は飽和脂肪酸を多く含み、過剰摂取は悪玉コレステロールの増加や心臓血管疾患のリスクを高めるという見解もあるんです」(吉野先生)
牛の飼育環境によっては、乳製品に微量のホルモン剤や抗生物質が含まれる可能性を懸念する声もある。豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどの植物性ミルクがおすすめ。
お菓子やジュース、フルーツなど「甘いもの」
甘いもの最大の問題は、脳の快楽報酬系に働きかけ、中毒状態を引き起こすこと。砂糖を摂取するとドーパミンが過剰分泌し、判断力を低下させる。また、日本人は体質的にインスリンの分泌量が少ないため、血糖値が上がりやすい傾向にある。
人工甘味料であっても甘味への依存性が高まり、インスリンの働きを低下させる「インスリン抵抗性」を招く可能性があるので砂糖の代用としても要注意。
陥りやすい病気や症状
過剰な糖質摂取は血糖値を急激に上昇させるため、糖尿病のリスクが大幅に高まる(患者数は1960年代比で約50倍)。また、脳の中毒性や神経への影響から、うつ病などのストレス性疾患を招く懸念もある。
さらに、甘いものはあらゆる炎症を悪化させる可能性があり、ニキビや腰痛、肩こり、リウマチや線維筋痛症などの痛みを増幅させると考えられる。
教えてくれたのは……吉野敏明先生●銀座エルディアクリニック院長。歯周病治療の第一人者。歯学博士。医療問題アナリスト。ライフスタイル、医学・医療、健康といった幅広いテーマで情報を発信。YouTubeフォロワー55万人超。著書に『ガンになりたくなければコンビニ食をやめろ!』(青林堂)ほか多数。
取材・文/荒木睦美











