大河ドラマの中でワースト2位の結果に

 しかし翌日の12月15日、最終話の平均世帯視聴率が9・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったこと、初回から最終回までの期間平均の世帯視聴率も9・5%(同)で、2桁に届いていないと報じられてしまった。

「この数字は、これまで64作ある大河ドラマの中でワースト2位です。2020年の『いだてん~東京オリムピック噺~』の8・2%に次ぐ低視聴率ということに。同じ平成生まれの吉沢亮さんが主演を務めた2021年の『青天を衝け』は期間平均14・1%と高視聴率でしたから、数字上では大きく差が開いてしまいました」(前出・テレビ情報誌ライター)

 これには「とても面白く毎週楽しみに観ていたので、ワースト2位とは驚き」という声があがる一方で、

「今や数多くの視聴媒体があるのに、視聴率なんて意味のない幻」「毎年のように視聴環境が広がり、多様化している時代に過去作との比較は無意味だろう」「作品の出来と視聴率がリンクしない典型的な例となりましたね」といった反響があり、視聴率自体を疑問視する声が多く寄せられている。

 視聴者には数字には現れない、たしかな感動が届いていたようだ。