姿勢がよくなれば見た目の若返り効果も

 さらに日頃、意識すべき点もアドバイスしてくれた。

腰を真っすぐにして、胸椎や股関節を使う意識を持ちましょう。物を持ち上げる際には腰を曲げるのではなく、ひざを曲げて股関節を使う意識で持ち上げます。また、座りっぱなしは腰に負担がかかるので、1時間に1回程度、腰は固定したまま上半身を左右に伸ばすストレッチをするといいでしょう。猫背になりやすい人は高めの椅子を選んだり、腰をサポートする機能のある椅子を選ぶのも効果的です」

 姿勢がよくなれば腰痛改善以外に、見た目の若返り効果も期待できる。寒さで腰まわりが一層こわばりやすい季節、「胸と股関節」を意識して、腰痛知らずの身体を目指そう。

取材・文/荒木睦美 イラスト/たかツキ なほり(『腰ゆるめストレッチ』より)

※運動上の注意点/安静にしていても痛みがあったり、脚や身体にしびれなどの感覚異常、発熱、胸部の痛み、体重減少といった症状がある場合は急ぎ原因を特定する必要がありますので、整形外科の受診を。また、転倒などの衝撃をきっかけに痛む場合は、椎体骨折の可能性も考えられるので、まずは医療機関を受診してください。
『腰ゆるめストレッチ』
『腰ゆるめストレッチ』

教えてくれた人・西良浩一先生
徳島大学医学部運動機能外科学(整形外科)教授。徳島大学病院病院長。腰痛治療のスペシャリスト。腰痛タイプやストレッチ法をさらに詳しく知りたい方は、近著『腰ゆるめストレッチ』(KADOKAWA)をチェック!