目次
Page 1
ー ゆるレッチで柔軟性を高めれば劇的な改善も
Page 2
ー 腰痛+下半身のしびれがある場合は病気が隠れている可能性が
Page 3
ー 腰痛改善に有効な3つのゆるレッチ
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ー 姿勢がよくなれば見た目の若返り効果も

 大掃除や忘年会などで何かと忙しい年末年始は、腰痛を訴える人も少なくない。腰の痛みの主な原因は、実は“腰の使いすぎ”にある。

ゆるレッチで柔軟性を高めれば劇的な改善も

日常のちょっとした動作で、本来なら使われるはずの胸(胸椎)と股関節がうまく使われず、代わりに簡単に動きやすい『腰』ばかりに負担がかかり、痛みが生じるのです

 そう解説するのは、腰痛治療の世界的名医で、徳島大学医学部教授の西良浩一先生。腰痛の根本的な原因は、身体がバランスよく使えておらず、胸や背骨、股関節などの動きが悪いせいなのだそう。そこで、胸や股関節の柔軟性をチェックする方法を教えてもらった。

「椅子に座って両腕を水平に組み、腰を使わずに顔と胸だけを左右にひねってみてください。脚が一緒に動いてしまうなら腰を使いすぎている証拠です。脚が動かなければ胸椎が使えているということ。また、座ってお腹と背中に手を当てた状態で左右交互にひざを上げ下げしたとき、背中が丸まらないなら、股関節が使えていることになります」(西良先生、以下同)

 これらがうまくできない人は日常生活でも腰に過度な負担がかかっている可能性が大。西良先生提唱の腰痛解消ストレッチ“ゆるレッチ”で柔軟性を高めれば、劇的な改善が期待できる。ただ、すべての腰痛に当てはまるわけではないので注意。

一般的な腰痛の約85%はぎっくり腰など筋肉や姿勢、ストレスなどが要因となっている、原因が特定しにくい腰痛(非特異的腰痛)です。腰痛以外に下半身にしびれがあるなら、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの原因が特定できる腰痛(特異的腰痛)の可能性もあるので、整形外科の受診をおすすめします

 それ以外にも割合は少ないが、安静にしていても痛みがあったり、発熱や胸部痛、感覚異常などがある場合はがんや命に関わる感染症、背骨の神経圧迫などの可能性もあるので、放置は厳禁。特に高齢者は寝たきりになるケースもあるため、「年のせい」と決めつけず、適切な診断を受けることが重要だ。