相撲の立ち合いの瞬間は静かに
力士と力士が土俵上で向き合い“いざ勝負”という立ち合い直前、館内が静まり返る光景は大相撲の特徴だ。
三保ヶ関親方は「立ち合いの瞬間、力士たちは一瞬で決まってしまう勝負にすごく集中している。その集中している瞬間、声をかけずに集中できる環境を作ってあげようとしてくれているのがファンの方々だと思う」と語る。
「あえてあそこって静かになるから声出すと聞こえる。だから静かになった瞬間に声を出すとテレビが拾ったりする。立ち合いの瞬間のシーンとなる状態は、大昔からファンの人たちの間で作り上げていただいた文化。それを文化として守っていっていただけると嬉しい」と、長年培われてきた観戦スタイルの継承を願った。
地元出身力士などに対する手拍子での応援についてはどうなのだろうか─。
親方たちの個人的な意見としては「ルールとしては載ってないが、やってほしくはない」と明言。さらに、相撲の精神性にも触れつつ、相撲が単なるスポーツではなく武道である所以として、「土俵下に落ちそうになった力士に手を差し伸べたりする力士が多い。相手がいて自分があるという思いでいるので、極端な応援はできればやめてほしい」と訴えた。

















