現状、守備に特化した選手は源田壮亮選手(33、埼玉西武ライオンズ)、周東右京選手(30、ソフトバンク)くらいのもので、彼らの使い所も勝負を分けそうだ。そして「最大の不安要素」と見られるのが、その選手たちを起用する井端弘和監督(50)だとも。
「井端監督も含めた首脳陣は、監督やコーチ経験が少ない面子ばかり。約10年間にわたって侍ジャパンに携わってきた村田善則(51)、金子誠(50)の両コーチが参謀役になるのでしょうが、これも2024年の『プレミア12』決勝戦で台湾相手に4−0で敗れた面々。当時、井端監督に対する“無策・無能”などと厳しい声も聞こえました」(前出・スポーツライター、以下同)
WBCにおける歴代監督といえば、2006年の王貞治氏(85)に始まり、2009年の原辰徳氏(67)、2013年の山本浩二氏(79)、2017年の小久保裕紀監督(54、ソフトバンク)、2023年の栗山英樹氏(64)らNPBの監督経験者が務めている。チームを優勝に導いたのは王氏、原氏、栗山氏の3名だ。
原や栗山が優れていたのは采配か
「王さんの時は、イチロー(52)を中心に“王さんを勝たせたい”との気持ちが一つになって初優勝を勝ち取った。そして原さんと栗山さんが采配以上に優れていたのは、選手のモチベーションを上げる、その気にさせる“モチベーター”としての技量です。
そもそも結果を出し続けている超一流選手の集まりであって、放っておいても実力を発揮できれば活躍しますよ。よって代表チームの監督コーチがやることといったら指導ではなく、調子の良し悪しを見分けること、選手交代のタイミングを間違えないこと、そしてプレーしやすい環境を整えることです。
現役時代は確かな野球理論に基づいてプレーした、真面目で責任感が強い井端監督だからこそ、下手に戦略に溺れて失しないかが不安になります。点が入らない時こそ慌てずに、選手たちを信じてどっしり構えて指揮をとってほしいですね」
ソフトバンクでの零封負け後、「心配はしていない。たまたま結果が出なかっただけ」との冷静なコメントに努めた井端監督。今のところ、自身の心配はなさそうだ。

















