それでは、MEGUMIさんの美容系インフルエンサーとしての強みは何か。それはテレビ、ネットとバランスよく出演していることで知名度があることと(多くの美容系インフルエンサーはネットだけです)、バラエティ番組で培ったトーク力があること、そして、人生経験が豊富ゆえに幅広いターゲットの要望に応えられることだと思います。
MEGUMIさんの仕事での活躍は上述したとおりですが、私生活では、昭和の名優・古谷一行さんの息子でロックバンドDragon Ashのボーカル・降谷建志さんと結婚し、出産しています。しかし、2023年に「週刊文春」に降谷さんの不倫が報じられ、離婚しています。こうやって見ていくと、MEGUMIさんは仕事(キャリアの構築や、異業種への転身)、育児、結婚や離婚の決断、サレ妻経験など、美容以外にも語れる内容が他のインフルエンサーと比べて格段に多いことに気づかされるのです。
「恋愛しなくても死なない」
もうひとつ、私が面白いなと思っているのは、MEGUMIさんが美容とは一見関係ない自尊心を大事にしているように感じられることなのです。自尊心とは、一般的には「自分をかけがえのない存在と思うこと」ととらえられていますが、ここでは「自分の評価を人にゆだねないこと」「相手の価値を自分の価値と一緒にしないこと」と定義したいと思います。
MEGUMIさんは美容雑誌『MAQUIA』(講談社)の公式YouTubeチャンネルで、「それ、美容で解決できるから!」というコーナーを持っています。読者のお悩みを、MEGUMIさんの人生経験と美容の知識で解決していくという斬新な企画です。
ある回のテーマは「素敵な人と出会いたい」でした。このお悩みは昔からよく聞くものではあり、たいていの人は飲み会などに積極的に出かけて出会いを増やせとか、男性に対するガードを緩くせよなどと言うものですが、MEGUMIさんは違う。
「美容は女性にパワーを与える」と美容が自分のためのものであるとし、「大前提として、恋愛しなくても死なない」と焦る必要がないことを指摘した後で「自分がキレイになるため、もしくは楽しくなるためにはどうしたらいいかを第一優先にしていれば、自然と出会いの場が広がっていくはず」と言うのです。「素敵な人と出会う」ことを目的にするのではなく、結果として「素敵な人に出会える」よう、自分ファースト主義で行こうという意味だと私は理解しました。
この動画は今から2年前に配信されたものですが、MEGUMIさんは自分がプロデュースした企画でくるまさんと知り合ったわけですから、まさに「楽しくしていたら、彼氏ができた」わけで、有言実行と言えるでしょう。

















