推し活感覚で愛されて次の30年に向かう
現在、ショップチャンネルは24時間生放送を維持しながら、デジタル化にも力を入れている。しかし、どれだけ技術が進んでも、変わらないのは「心」だという。
「バイヤーが大切にしているのは、『なぜこの商品を作ったのか』という作り手の背景です。売れそうだから、という理由では商品を採用することはありません。作り手がいかに情熱を注いでいるか。それがなければ、キャストも熱を持って語れませんから」(佐藤さん)
「このキャストが好き、このゲストが好き、だから買う。親子でファンだという方もいて、本当に家族ぐるみで『推し活』をしていただいている気持ちです。そんな温かみのある場所を守り続けていきたいですね」(根津さん)
30周年となる今年は、特別な商品や特別企画を多数用意し、来年には数千人規模のファン交流イベントも計画しているという。
「これまでの30年は、お客様に育てていただいた時間。これからはテレビの枠を超えて、ポップアップストアやSNSなど、もっと身近な場所でお客様と触れ合いたいですね。ショップチャンネルファンのお客様を今の倍に増やすのが目標です」と佐藤さんは意気込む。
変わりゆく買い物の形の中で「誰かが真剣にすすめてくれる安心感」は、ますます価値を増すだろう。
ベテランキャスト・根津ゆかりさんが体験した
ショップチャンネル「ハプニング」回
事前情報なしに届いた商品は……
本番数分前というところで商品が届き、開けてみたら「大リーグ選手のトレーディングカード」。まったく門外漢のジャンルだったため、「日本ではなかなか手に入らないと思います」「レアです!」と、必死で乗り切ったという。
ダンスの効果が出すぎてしまい……
ベリーダンスのDVDを紹介するために一生懸命踊っていたら、突然激しい腹痛に襲われた根津さん。必死にこらえていたものの、耐えきれず退席することに……。
食べたら会話不能になった高級食材
商品のカニを試食しながら紹介していたところ、喉に詰まらせてしまい、一切しゃべることができなくなったことが。
大好きすぎて空回り……
もともと愛用していた車の洗浄スプレーを、いつもよりノリノリで紹介したものの、空回りしてしまったようで、ほとんど売れなかったとか……。「チーン、という感じでした(笑)」と根津さん。
教えてくれた人……ショップチャンネル キャスト・根津ゆかりさん&マーチャンダイジング本部長・佐藤多世子さん
取材・文/高松孟晋

















