事務所は「完全に事実無根」と主張

――脱退の意向は、以前から事務所に伝えていた?

「20年バンドをやってきて、誇りだった。いざ辞めるって思って社長に相談しても、“バンドを辞めたら後悔する”と引き留められました。でも次、同じ気持ちになったら辞めますねって言うと、初めて“わかったよ”って言ってくれたんです。

 今回、改めて脱退したいと事務所に相談したのが、2025年4月で、脱退したのは9月末。半年近く、余裕をもって辞めたので、精いっぱいの誠意だと思ったんですが……」

2026年3月上旬、事務所をめぐるトラブルや脱退について本誌に答えた『theGazettE』の葵
2026年3月上旬、事務所をめぐるトラブルや脱退について本誌に答えた『theGazettE』の葵
【写真】2026年2月、倉庫から自分の楽器類を持ち出す葵

――バンドメンバーには、自分の気持ちを伝えた?

「伝えた方法は逃げだったかもしれないんですが、ZOOMで伝えました」

 葵本人はすでにバンドを脱退している認識のようだ。事務所に確認すると、

「それは彼の一方的な主張です。公式の場で、そのような発表はしておりません。権利関係などの問題もありますので、彼の独断で突然脱退はできないと考えます。

 お世話になったレコード会社の方や、長年応援してくださったファンの方へのご挨拶もなく、そのような主張をしていることに対し、誠に遺憾であります」

 葵は脱退の理由について“自分のやりたいことが出来ない、今の体制に不満があった”と語っていたが、

「そのような事実はございません。彼のやりたい活動を規制するような立場の人間はおりません。反対にほかのメンバーに関して、モラハラのような言動を繰り返す傾向があったとこちらは確認しており、完全に事実無根です。数年前からとなりますと、亡くなったメンバー含め、周りの人間全てにすでに虚偽を吹聴していたことになります」

 食い違う両者の主張。最後に、事務所は葵を正式に解雇するつもりなのか聞くと、

「その部分に関しては、お答えできません」

 どんな形になろうとも彼らの音楽を愛し続ける――。そんな思いで待ち続けるファンのためにも、1日でも早いトラブルの解決が待たれる。