3月8日、日本代表“侍ジャパン”はオーストラリアとワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドで対戦。4-3の接戦を制し、歓喜の1位通過を果たした。だが、その熱戦の裏で、あるテレビ演出が物議を醸している。
ネット上は憐みの声も
「この日、フジテレビ系の『Mr.サンデー』が生放送で試合の模様を伝えました。ただ今大会はNetflixが独占配信。試合後なら素材を提供してもらえますが、生放送中に映像は使えないということで、苦肉の策を打ち出したのです」(スポーツ紙記者、以下同)
番組が採った構成は、Netflixで配信されている試合を出演者が“鑑賞”する様子を映すというもの。東京ヤクルトスワローズ前監督・高津臣吾(57)、元巨人投手・宮本和知(62)、番組MCの宮根誠司(62)、そしてフジテレビの中村光宏アナ(41)の4人が、スタジオとは別に設けられた特設ブースに横並びで座り、試合を見つめるという異様な画面だった。
中村アナが実況を担当し、高津と宮本が解説、宮根がコメントを挟む形で進行。平均年齢55.5歳の“おじさん4人組”が、試合展開に合わせて喜んだり手を叩いたりする様子が映し出されていた。
「4人が座るテーブルの下にはオーストラリア対日本のスコアボードが表示され、時間の経過とともに点数が更新。また打席に立つ選手の顔写真も大きく映し出されていました。さらに右下にはアウトやストライクなどのカウント表示もあり、試合の進行はわかる作りになっていましたが、基本的に画面には4人しか映っていません」
つまり視聴者は“試合そのもの”ではなく、“試合を見て盛り上がる出演者のリアクション”を見る形になっていたのである。
仕方ない事情があるとはいえ、この演出にSNSではブーイング。
《チャンネル変えた》
《Mr.サンデー、オッサン4人のくだらん映像いつまで見せるん?》
《映像無しでWBCを報じるMr.サンデーに憐憫の情を抱くわ。あまりに可哀想で観てられない》
と、憐れむ声まで漏れ出している。
「1点ビハインドのまま迎えた7回2死一塁、吉田正尚に逆転2ランが飛び出すと、一同は『うわぁ~っ!!! 』『ヨッシャー!!!』『これが日本の4番だ!!!』とお祭り騒ぎでしたが、もちろん映像はなし。それでも宮根さんは『これがいわゆるニューメディアです』『一周回って新しいでしょ』と開き直っていました。視聴者の中にはこの演出を面白がる声もありましたが、ここまでする必要があったのか。この番組はフジテレビとカンテレの共同制作ですが、現場の思いつきに乗っかってしまった“悪ノリ”のようにも見えましたね」
果たして、この“リアクション中継”で熱戦は伝わったのか――。






















