脚光をあびる皇族の著作物

2025年10月28日、秋の園遊会に出席された彬子さま 撮影/JMPA
2025年10月28日、秋の園遊会に出席された彬子さま 撮影/JMPA
【写真】彬子さまと瑤子さま、2人で母・信子さまに抱きつかれたレアショット

 皇族の著作物が脚光をあびることはこれまでにもあった。

「かつては美智子さまがお書きになった絵本や読書の入門書、英訳詩集などが話題になりました。'91年に出された『はじめての やまのぼり』はまだ幼かった黒田清子さんとの思い出を優しい文章で綴られた絵本。まど・みちおさんの詩集『どうぶつたち』『ふしぎなポケット』などはご自身で英訳されています。著書からの印税を日本動物福祉協会などの団体に寄付されていたとも聞きます」

 また、天皇陛下には皇太子即位前に書かれた本があり、これも話題になった。

「陛下はオックスフォード大学に留学されていました。マートン・カレッジでの2年間にテムズ川の水上交通史を研究されています。その思い出と学生生活を綴られた『テムズとともに -英国の二年間-』が、‘93年に学習院新書から出版されました。'23年に紀伊國屋書店から新版が出され、初版は異例の7万部となりました」

 そして弟の秋篠宮さまも、日本ではあまり知られていないヨーロッパのニワトリやガチョウなどを集めた『欧州家禽図鑑』などを著している。

「殿下は生き物への深い関心をお持ちで、他にも『鶏と人―民族生物学の視点から』『ナマズの博覧誌』などをおまとめになっています。天皇家は学究肌の方が多く、昭和天皇も相模湾や伊豆諸島の生物について、那須や須崎の植物についてなど、幅広い著書を出されていました」

 そのなかで、原作とはいえマンガ界に進出されたのは今回の彬子さまが初めてであり、画期的なことだという。

「マンガは老若男女に親しまれており、開かれた皇室の姿勢を伝えてくれるでしょう。また、代表的な日本の文化のひとつとして、世界中に発信されていますから、皇室にとってもプラスな面があるでしょう」

 彬子さまのご活躍は、皇室の新しい一歩となることだろう。

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