2026年4月1日、新年度を迎え公立小学校の給食費が実質無償化する制度がスタートした。2024年頃から、多くの自治体が独自の判断で進めていた無償化。ついに全国で始まったことを受け、子を持つ親からは賛否両論の声が集まっている。
「払うからちゃんと食べさせて」
「今回の無償化については、2025年12月に自民党を始めとする日本維新の会、公明の3党が制度設計で合意しました。対象となる公立小学校に、児童1人当たり月5200円を支援。保護者の所得制限は設けず、実質的な無償化が実現することとなります」(全国紙記者、以下同)
近年の物価高の対策として子育て世帯の経済的な負担軽減や、食事の保障を通じた貧困対策などを目的に実施される無償化。恩恵を受ける小学生の子を持つ保護者からは、政策への高評価も聞こえる。しかし実際には、良い声ばかりではないようでーー
《給食費払うのでちゃんとしたの食わせてください》
《公費分で上乗せしてたくさん子供達に食べさせてあげて欲しい。給食しょぼすぎるんよ》
《20日として1食260円、休みを考慮しても1食300円で子どもたちが満足する量を出せるとは思えない》
ネットには、近年話題に上がっている給食内容の質の低下を問題視する声が上がっているのだ。
「2023年10月には、長崎県に在住のあるアカウントが実際に支給された給食の写真をSNSに投稿。写真には、卵焼きや野菜の副菜、汁物、白米、牛乳が並んだが、量も少なく見た目は質素。まるで”病院食のよう”と話題になったのです。さらに、2025年11月には神奈川県相模原市の給食を撮影した写真がSNSで話題に。白米とスープのほか、おかずは小さな魚の切り身が1つだけ。あまりにもわびしすぎる内容に驚きの声が広がりました」
こうした給食の質素化を嘆くSNS投稿は増加しており、近年給食の質が強く問われている。限られた予算の中、物価や人件費の高騰に対応しなければならない実情は、質の低下につながる理由の一つでもあるのだ。
「現状1日1人あたり300円程度で、どこまで質を上げることができるのか、保護者としては不安要素でしょう。今回の無償化にあたっては、5200円と設定された基準額を超える場合は、自治体や保護者の負担となるところもあるといいます。共働きも多い昨今、給食はバランス良い食事が食べられる手段のひとつ。少し加算してでも良いものが食べられるならと、子どもの健康を願う親の本音がチラつきます」
制度の充実と質の確保。その両輪がうまく回るといいのだが。






















