恋愛と絡めない行事になりつつある!?

 昭和・平成ともに5位にランクインしたのは「ホワイトデー」

 2月14日のバレンタインデーにもらったチョコレートやギフトのお返しを渡す日とされている。バレンタインデーは中世ヨーロッパに起源があるが、ホワイトデーは日本の菓子メーカーが仕掛けた独自イベントだ。

 アンケート回答を見ると「義理チョコへのお返しは面倒。バレンタインデーは感謝を伝える日としてあってもいいが、女性側としてもお返しはいらない」(北海道・83歳・女性)や「夫が親しくもない女性からもらった義理チョコに倍以上のお返しをする意味がわからない」(愛知県・56歳・女性)といった、女性の声がチラホラ。

 夫が会社でもらってきた“義理チョコ”へのお返しを買うことへの恨み節とも取れる。また、平成生まれも同様に「お返しが面倒くさい」(北海道・20歳・女性)や「お返しの義理キャンディーは不要」(埼玉県・36歳・女性)など、受け取る側の女性からも“いらない”という声が多数。バレンタインデーに比べて盛り上がりに欠けるので、消滅する日も近い?

 そんなホワイトデーと縁深い「バレンタインデー」は同じく4位にランクイン。昭和生まれからは「チョコレートメーカーが仕掛けた悪しき行事。男の私にとってはお返しで余分な出費があるので大迷惑」(東京都・75歳・男性)、「昔、職場の女性から義理チョコを頂いたが、お返しが大変」(北海道・69歳・男性)など受け取るよりも“お返し”に対する拒否感が強く表れる結果に。

 平成生まれも同じく4位に入り、お返しが大変などの声も多い一方で「自分は非モテ男子なため、チョコを母からしかもらったことがないから」(東京都・36歳・男性)など、青春時代に味わった苦渋を感じさせるコメントも目立った。

恋愛と結びつけられるバレンタインデー(写真はイメージです)
恋愛と結びつけられるバレンタインデー(写真はイメージです)
【結果一覧】昭和・平成生まれが「いらない」と感じた行事TOP10

 辛酸さんは「なんでも恋愛と紐づけるのはいかがなものか」と持論を展開する。

「今も百貨店のバレンタインフェアは大盛況で、人気は衰えていません。ただ、購入者は“自分へのご褒美”として高級チョコを買っている人が多いとか。

 有名パティシエがフェアに来店しているのを偶然見かけたのですが、彼にサインを求めている女性もいたので、推し活として楽しんでいる人もいるようです。消費者側は“愛を伝える日”という認識が薄れているので、シンプルにチョコレートを楽しむ日としたほうが、男女ともに幸せになれるかもしれませんね」

 いよいよトップ3の発表。昭和生まれの3位、平成生まれの2位にランクインしたのは「エイプリルフール」だ。由来は諸説あるが「ウソをついてもいい日」とされている風習のひとつ。

 昭和生まれからは「昔はウソをついてビックリさせるのが面白かったが、今はやらなくなった」(広島県・48歳・男性)、「昔は友達が驚くような大きなデマを言って、後から『ウソだよーん、エイプリルフールだよーん』と言ってからかって楽しんでいたが、最近は忘れ去られているようなので、もうやめたほうがいい」(東京都・60歳・男性)とのコメントが多く見られた。

 平成生まれは「『この日なら何でもウソをついていい』なんて、子どもの教育上よくないと思う」(茨城県・30歳・女性)という子育て世代からの意見や「今は、SNSで企業がこぞって競い合っているようで食傷ぎみ。ネット上のデマと見分けがつきにくい時代だし、わざわざウソをついてまで盛り上がる必要性を感じない」(静岡県・27歳・男性)との声も。SNSで繰り広げられる企業のエイプリルフール合戦に飽きてしまった人も少なくないようだ。