新庄剛志と王貞治氏(2010年、映画『僕たちのプレイボール』イベントにて)
新庄剛志と王貞治氏(2010年、映画『僕たちのプレイボール』イベントにて)
【写真】これは“阪神のプリンス”、整形前の新庄もイケメンすぎた

「(セ・リーグは)周りが強くないの。ドラゴンズがガーンと伸びたとかじゃなくて、他のチームのレベルが下がったから、セ・リーグは。それで(ドラゴンズは)おもしろい戦いをするんじゃないですか?」

 ところが蓋を開けてみれば、中日はセ・リーグで8勝19敗(4月30日時点)とダントツの最下位に落ち込み、首位の阪神タイガースとも9.5ゲーム差と、早くも優勝戦線から取り残された感は否めない。新庄の「予感」は外れているように思えるが、パ・リーグ球団を取材するスポーツライターによると、

「監督就任後に早々“優勝なんか目指しません”との発言が賛否を呼んだ新庄監督ですが、その多くが彼なりの野球理論に基づいた発言であって、決してただのパフォーマンスではありません。

 ただ優勝のプレッシャーと、チームが思うように行っていない焦りもあるのでしょう。セ球団を下に見るような発言は、たとえ本当に思うことだとしても表立って言うべきではなく、結果的に選手を、チームを追い込むことになりかねない」

誰もが予感したスクイズサイン

 セ・リーグのチームにしてみれば新庄監督に2度までも侮辱されたわけで、日ハムとの交流戦にエース級をぶつけるなど、意地でも勝ちにくるだろう。これも試合を盛り上げるための新庄流エンターテイメントなのだろうか。

「そもそも交流戦まで20試合あるわけで、どのチームも目の前のリーグ戦に集中していますよ。30日の西武戦は結果的に勝ちましたが、10回表のワンナウト3塁で、誰もが予想できたスクイズサインを出して失敗に終わっています。

 かつて型破りな言動で“宇宙人”とも呼ばれた新庄監督ですが、54歳になった今となってはその予感や直感力もズレ始めているのかもしれません」(前出・スポーツライター)

「優勝しないといけない年」その足枷になっているのは指揮官か。