検討中のシンガポール訪問に向けて英気を養う機会

 “はじめての御料牧場”でのエピソードは、赤ちゃんの頃にさかのぼる。

「初めて愛子さまが訪れたのは生後10ヶ月の時です。当時の映像を見ると、雅子さまに抱っこされた愛子さまは、大きな牛にも物おじせず手を差し出し、鼻先に触れてはしゃぐぎ無邪気な笑顔を見せられています。小さい頃から動物がお好きだったことがよくわかります」

 成長されてからも、牧場での動物たちとの絆は深まっていった。

2007年の宮内庁職員組合文化祭美術展で、お気に入りの豚との思い出を『ぶたちゃん』という作品にして出品されました。当時、愛子さまは6歳になったばかりでしたが、よほど印象に残っていらしたのでしょう。

 また、初等科2年生の頃、飼い始めたばかりの愛犬『由莉(ゆり)』を大事そうに抱っこして御料牧場を訪れたことも記憶に残っています。生まれた時から『ピッピ』や『まり』という犬が身近にいた環境に加え、ご静養での動物たちとの触れ合いが、愛子さまの“動物への慈しみ"を育んだのだと感じます」

 多忙な日々を控える愛子さまにとって、今回のご静養はどのような時間になるのだろうか。

「5月の御料牧場は春の息吹に満ち心身ともに癒される場所です。2023年には特産のイチゴを収穫されるなど、季節の恵みを楽しまれていました。現在は新年度が始まったばかりの時期です。滞在中には、今後の予定や心配事を両陛下に相談されたり、アドバイスを受けられたりする時間を持たれていることでしょう。

 愛子さまは11月にはシンガポール公式訪問も検討されており、連休明けからは再び公務やお仕事に多忙な日々が始まります。この豊かな自然の中で、英気を養っていただきたいですね」

 御料牧場での温かな時間は、愛子さまにとって、これからの公務を支える確かな活力となるはずだ。