熱中症は最悪の場合、命を落とすこともある怖い病気。そうならないために大切なことは?

熱中症とは高温多湿の状況で身体が機能不全になることの総称ですが、症状の重さには段階があります(下記参照)。早めに気づき、できるだけ軽いうちに対処することがカギです

水分補給はただの水ではダメ

 熱中症の症状が出たら、できるだけ早く涼しい場所へ移動したり、衣服をゆるめて、首や太ももの付け根、脇の下など太い血管が通る場所を冷やし、水分・塩分を補給するとよい。

水分補給はただの水ではダメ。真水では10分の1程度しか血液中にとどまりません。水分とともにミネラルも身体から失われている状態なので、経口補水液など水分と塩分を同時にとれるものを飲みましょう。水分もとれないほど吐き気が強いときは、病院で点滴してもらうと、素早く確実に補給できます

 注意したいのは普段から我慢強い「頑張り屋」タイプの人だそう。

「ミドル世代にも多いのですが、ちょっとしただるさやしびれ、めまい程度だと、無理して乗り切ろうとしたり、しばらく様子見する人も。特に手足のしびれやこわばりがある場合は重症度が進みやすいので、不調のサインが出たら軽視しない。重症化を防ぐ上で大切なことです

 ほかにもボーっとする、自分で水分をとることが困難、感染症ではないのに体温が38度以上になった場合には、躊躇せずに医療機関へ。

 また、前述の処置をして数十分様子を見ても回復しなかったり、最初から重症度3の症状がみられる場合や、糖尿病や腎機能不全、高血圧などの持病がある人は症状が軽くても、病院に行ったほうがよい。

熱中症で体温が上がっているときに解熱鎮痛剤を飲むのは厳禁。さらなる脱水を引き起こしたり、腎機能に負担をかけるからです。特に腎臓に障害がある人は絶対に避けてください