「ツメ」なんでも基礎知識

●ツメはどれぐらいの速さで伸びる?

 手のツメは1日約0.1mm、1か月で約3mm。足のツメは1日0.05mm、1か月で約1.5mm。

●伸びる速さが人によって違うのはなぜ?

 栄養状態や加齢のため。年齢を重ねると、一般的にツメの伸びる速度は緩やかになる。

●何でできている?

 主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質。18種類のアミノ酸が結合している。

●切っても痛くないのはなぜ?

 皮膚の付属器官であり、生命反応がないため。カニの甲羅などと同じで、外界から身を守る役割がある。

こんなツメの人は、身体の不調があるかも!?

「縦スジ」は加齢による老化現象、乾燥やストレス、「横スジ」は体調不良、発熱性疾患、栄養不足などが原因。「反りヅメ」は貧血状態。内臓にトラブルを抱えているときは「バチヅメ」に変形する。「黒い線」はメラノーマのおそれがある。「欠けている」「割れている」「二枚ヅメ」は、ケラチンというタンパク質不足。「ツメが白く濁り、分厚い」と水虫(爪白癬)が疑われる。

巻きヅメがひどいときは病院へ

 足のサイズに合っていない靴の着用や間違ったツメの切り方で、ツメが内側に巻いて変形した状態。ツメが足指にくい込み、痛みや腫れが生じて日常生活に支障を来すようなら、皮膚科の受診を。特殊なワイヤーやプレートを装着してツメの形を整える「矯正」や、くい込んでいるツメの一部を切除する「手術」を行うなどして、治療することになる。

北條元治先生 医学博士。東海大学医学部客員教授。ペンシルベニア大学で培養皮膚を研究後、東海大学にて同研究と熱傷治療に従事。2004年、細胞の製造・保管や再生医療の技術・導入支援を行う株式会社セルバンクを設立し、「肌の再生医療」専門クリニックを創業。社長業とともに再生医療の普及に取り組む。ユーチューバー。
北條元治先生 医学博士。東海大学医学部客員教授。ペンシルベニア大学で培養皮膚を研究後、東海大学にて同研究と熱傷治療に従事。2004年、細胞の製造・保管や再生医療の技術・導入支援を行う株式会社セルバンクを設立し、「肌の再生医療」専門クリニックを創業。社長業とともに再生医療の普及に取り組む。ユーチューバー。
【写真】身体の不調が疑われる「危険なツメ」をひと目でチェック!
教えてくれたのは…北條元治先生 医学博士。東海大学医学部客員教授。ペンシルベニア大学で培養皮膚を研究後、東海大学にて同研究と熱傷治療に従事。2004年、細胞の製造・保管や再生医療の技術・導入支援を行う株式会社セルバンクを設立し、「肌の再生医療」専門クリニックを創業。社長業とともに再生医療の普及に取り組む。ユーチューバー。

取材・文/池田純子