睡眠や食事の時間を一定に

 前述したように、右脳は普段の生活習慣からも影響を受けやすい。

「特に、脳を休ませるための睡眠は影響が大きいといえます」

 睡眠で大事なのは、寝る時間を一定に保つこと。寝る時間が不規則な人は、脳が衰えやすいという。

脳番地と役割 イラスト/FUJIKO(大和書房『脳は右から若返る』より)「脳番地」は脳の学校の登録商標です
脳番地と役割 イラスト/FUJIKO(大和書房『脳は右から若返る』より)「脳番地」は脳の学校の登録商標です
【写真】毎日やらなくてもOK!衰えがちな頭を鍛える「簡単右脳トレ」

「私たちは目が疲れると、夜はかすんで見えにくいという不調のサインが出るので、目を休ませようと考えます。しかし、脳の疲労は自覚しづらいため、時間で区切りをつけて、意識的に休ませることが大切です。寝る時間を一定にして、十分な睡眠を取りましょう」

 忙しくて睡眠時間が4~5時間の日が続けば、脳が衰えて日中の仕事や家事に支障が出る。同じ時間に寝るためには、食事の時間も一定にするのが望ましい。

「規則正しい生活リズムを崩さないことが、脳の衰えを防ぐことにつながります」

 さらに、日々鍛えることで脳の機能を元の状態に戻すことが可能だ。

「右脳を鍛える方法に『簡単右脳トレ』があります。次ページにある方法を習慣化すれば、脳を元気に保つことができます」

 簡単右脳トレ(次ページ)は、右脳の中でも衰えやすい視覚系、理解系、記憶系の3つを鍛えるトレーニング。続けていけば、年齢に関係なく脳に変化が起こり、70代であっても1か月ほどで効果が期待できる。

「これは、意識して異なる行動を取ることを促すトレーニングです。意識的に右脳に負荷をかけることで、活性化することができるのです」

 右脳が刺激を受けてよい方向に変化すると、トレーニングを行う前の状態には戻りにくくなる。

「何歳になっても脳の機能は高めることができますし、続ければ続けるほど、衰えにくい脳に変わっていきます。脳は100歳になっても成長できるので、ぜひ習慣づけてトレーニングしてほしいですね」

脳のゆがみで起こる症状

 思い当たる症状がある人は、脳の使い方に問題が。まずは自分の脳の状態を理解しよう。

□ 若い人と話ができなくなった
□ 立ち上がった瞬間に何をしようとしたのか忘れる
□ 会話中すぐに言葉が出てこない
□ 複数のことを並行してできない
□ 朝、新鮮な気持ちで起きられない
□ 怒りやすくなった