99歳の義母、77歳の夫、49歳の息子と4人で暮らす、もののはずみさん。YouTubeにアップした家族につくるふだん着の料理が人気を呼んでいる。その料理はタンパク質をはじめ、栄養バランス重視の身体が喜ぶおかずばかり。家族全員の健康を支えるレシピをご紹介。
99歳の義母も同じものが食べられる工夫を
「わが家は全員同じごはんを食べます。義母は99歳ですが、だからといって“特別食”は用意していません。そのほうが、『私ひとりだけ』と家族に気を使わず、おばあちゃんの食が進むからです。家族で同じものを食べて、おいしさを共有することを大切に。私自身、年齢を重ねても家族と同じものを食べたいという気持ちもあります」
そう話すのは、68歳のときに“もののはずみ”で動画をアップし、いまや人気ユーチューバーとなった、もののはずみさん。大人ばかりの4人で暮らす日常が反響を呼んでいる。特に、99歳の義母でも食べやすいように工夫した料理を紹介する動画は、人気コンテンツとなっている。
「同じものを食べるため、料理にはちょっとした工夫を施しています。例えば魚のフライなど、揚げ物に使うパン粉は口当たりのやさしい細目を選んでいます。
おばあちゃんの好物の肉は、薄くスライスしたものを選んだり、塩麹をもみ込んでやわらかくしたり。野菜はなるべく細かく刻み、ゆで時間もふつうより長めです。のどに詰まらないよう、細心の注意を払います」(もののはずみさん、以下同)
ほかにも、小さく切った野菜のサラダをカップに詰めたり、おでんや揚げ物を串に刺したりして、口に運びやすいように工夫しているという。食べやすくすることでついつい手が伸びて、食欲増進につながる効果もあるようだ。
義母のほか、夫も77歳、息子、49歳の高齢世帯。気になるのはやはり健康面とのこと。
「自分なりにいろんな食材を組み合わせて、栄養のバランスを図っています。難しく考えず、一日でなるべく多くの食材を使うように。そのために、健康情報に耳を傾け、できることを日々の食事に取り入れています。
栄養面についてはあくまでも自己流ですが、肉や魚、卵などのタンパク質を大事にしつつ、野菜や果物でビタミンを補給するように心がけています。ほかには、大豆製品、豆類、海藻、ごまなども積極的に使います。あとはカルシウム。チーズやヨーグルトを朝食に取り入れています」
また、気軽に外出できない年齢だからこそ、居酒屋風やエスニック風など外食料理にもチャレンジ。誕生日やクリスマスなどのイベントも盛大に祝って、非日常感を演出。食事が楽しくなるしかけも大切だ。
「義母は今年で100歳を迎えます。年齢なりの衰えはあるものの、穏やかに過ごしています。『人間は何をおいてもしっかり食べなければいけない』が口癖で、身体によいと思ったものは積極的に試しています。戦時下の食糧難を乗り越えてきたおばあちゃんの言葉には重みがあり、日々のごはんづくりの支えになっています」






















