ポロシャツに黒っぽいズボン、リュックサックを背負う通勤スタイルだった。
「マイカー通勤する住民が多い中、あの人は朝7時前に自宅を出て最寄りのJR『武蔵五日市』駅まで歩いていました。途中の大階段も一気に上り、会えば“おはようございます”と挨拶してくれる礼儀正しい男性です。はた目にはまじめに仕事をしているように見えたんですが……」
と話すのは、容疑者宅の近くに住む60代男性。
“あの人”とは、東京都あきる野市在住の無職・川尻孝弘容疑者(44)のこと。昨年11月13日、当時職員として勤務していた都内の障害児向け通所施設でA子さん(10)の身体を触るなどのわいせつな行為を働き、その様子を置き時計型スパイカメラ(隠しカメラ)で盗撮した疑いが持たれている。
警視庁福生署は6月24日、不同意わいせつ、性的姿態撮影処罰法違反、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕状を執行。川尻容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。
「容疑者は昨夏の子ども向けアウトドアイベントにボランティアとして参加し、子どもの着替え用テント内に置き時計のようなものを置いたといいます。保護者が不審に思い、ほかのスタッフに相談したのが犯行発覚のきっかけでした」(全国紙社会部記者、以下同)
関係者が今年1月に警察に相談し、捜査過程で逮捕案件が浮上したようだ。
「警察は容疑者宅などからパソコンやUSBメモリのほか、置き時計型・腕時計型など多数のスパイカメラを押収し、A子さんのほか複数の女児らを盗撮したとみられるわいせつ画像や動画など、約3000点が見つかっています。
容疑者は保育士や幼稚園教諭の資格を持っていて、子どもと接する仕事を転々としていたようで、余罪も視野に詳しく調べる方針といいます」
A子さんには知的障害があり、意思をうまく伝えられないことにつけ込んだよう。一部報道によると、施設側から勤務中は腕時計を外すよう求められた際、容疑者は「常に時間を把握する必要がある」と突っぱねたという。
川尻容疑者は取り調べに対し、「盗撮すると優越感に浸れた」などと歪んだ心情を述べている。























