更年期を迎え、終えたとしても、人生はまだまだ長いもの。著書『元祖崖っぷちアイドルの熊切あさ美が、全肯定BODYを手に入れた理由』(主婦と生活社)を刊行したタレント・熊切あさ美と同い年の皮膚科医・心療内科医・精神科医である中山愛先生が、女性の心と身体の変化について、医学的な知見を交えながら語り合ってもらった。
更年期は“心と身体のゆらぎ期”
熊切 46歳になり、更年期の症状が出ています。私は独身で子どももいませんが、出産経験のある人とない人では更年期の症状の重さは違うのでしょうか。
中山 更年期は、いわば“心と身体のゆらぎ期”です。閉経の前後5年ほど、だいたい45〜55歳くらいに感じる方が多い時期ですね。ただ、症状の重さは「出産したかどうか」だけで決まるものではありません。
女性ホルモンの変化に、睡眠、ストレス、人間関係、仕事、生活環境、体質などが重なって、症状の出方にはかなり個人差があります。
熊切 まさに私と同じライフステージの女性たちが向き合っていることですね。
中山 身体を動かす習慣のある方では、更年期症状が軽く感じられるケースも少なくありません。ウォーキングのような有酸素運動に、軽い筋トレを少し足すだけでも違います。食事ではタンパク質、カルシウム、ビタミンC、ビタミンDなどを意識したいですね。
ビタミンCは肌づくりを支える栄養素、ビタミンDは骨の健康の味方です。認知機能との関係も研究されていますが、「飲めば認知症予防になる」とまでは言い切れません。サプリはあくまで、足りないところを補う“脇役”として考えましょう。
熊切 私はどちらも飲んでいます! なんとなくよさそうなので飲み始めたのですが、ちゃんと理由があったんですね。
中山 いいと思います。ただ、サプリは量を守ることも大切です。ビタミンCは水溶性ですが、高用量を続けるとお腹がゆるくなったり、体質によっては注意が必要なこともあります。粉末タイプを水に溶かして一日中ちびちび飲む場合は、強い酸性で歯の表面(エナメル質)を溶かす原因になることもあるので、飲み方も少し意識したいですね。























