「後逸したボールを拾い上げた後、野間選手は“カットマン”の菊池選手への送球を試みたのですが、これがホームから見て右に大きく逸れています。一方の菊池選手ですが当初、ホームへ線上からかなり三塁側、つまり送球とは逆側のポジションで両手を挙げて呼び込んでいたのです。
野間選手の返球がゆるいワンバウンドになってしまったのは、ランナーの動きが見えていたからこそ、“三塁なの?”と迷って投げ損ねたようにも見えます」
外野からのバックホームによる中継プレーは、カットマンはホームと外野手を1直線に結んだ線上でポジションをとるのが基本動作だ。しかし菊池はホームではなく、三塁と結ぶ線上にポジションをとっていたため、バックホームしようとした野間の返球が逸れてしまったというのだ。
両ベテランが示した広島の現在地
「同じように一塁からカットに入ろうとしていた坂倉将吾選手(28)も、どっちつかずの曖昧な動きでした。つまり外野手と内野手の連携、意思疎通ができなかったことで暴投エラーが起きてしまったと考えられます。
本来、ホーム上の捕手をはじめ周囲が指示をするところですが、超満員の甲子園だけにかき消されたのでしょう。ただ野間選手はプロ12年目、そして菊池選手も15年目のベテランです。彼らのプレーがそのまま今の広島の状況を示しているようにも思います」(前出・スポーツライター)
阪神戦後の時点で借金12のセ・リーグ5位で、最下位の中日ドラゴンズとも2.5ゲーム差の広島。ベテランが“怠慢プレー”をしている内は、この順位にいるのも当然か。


















