夢の国のキャラクター人気が下降傾向

 マイナビが10代女性を対象に実施した『【2026年版】10代女子が選ぶ!人気キャラクターランキング』でも、1位はスヌーピー、同率2位にクロミとハローキティ、3位にちいかわが並んだ。さらに、ビデオリサーチが3〜12歳の子どもを対象に行った2025年10月度調査でも女の子の人気キャラクター1位はちいかわ。2位シナモロール、3位すみっコぐらし、4位クロミ、5位にアナと雪の女王がランクイン。

「キャラクター人気の変動と並行するように、東京ディズニーランドの若者離れが加速しています。オリエンタルランドが2026年に公開した『FACT BOOK 2026』によると年代別来園者比率において40歳以上の割合は35.3%に達し、過去最高を更新しています。男女比は約7割が女性を占め、4〜17歳の来園比率は2022年を皮切りに減少傾向です。ディズニーの今の主役は40代以上の女性リピーターだと言えるでしょう」

 前述の『ちゃお』調査でも、テーマパークの楽しみ方として「アトラクション体験」派と並んで「世界観没入」派が多数存在するとされている。乗り物中心からキャラクターとの“距離の近さ”を重視する方向へ子どもたちの価値観が変化しつつあることがうかがえる。

 若者離れの状況にSNSでは《こどもの夢の国ではなく承認欲求のための撮影場所とDヲタと外国人の国になってしまってる気がするな》《叩くべきは日本人の貧困化原因》《若者に目を向けずに将来の顧客を育てず、今だけ儲ければいいって感じ》など、様々な意見が飛び交う。

 ゲスト1人当たりの売上高は、2019年3月期の1万1,815円から2026年3月期には1万8,403円へと大幅に上昇し売上面は依然好調を維持。しかし、子ども時代に刷り込まれたキャラクター体験は大人になってからの消費行動を大きく左右するだけに、5年・10年後の“夢の国”の集客基盤が危ぶまれるーー。