“第3の進路”を望む意見
そして結果、見事マーリンズからも指名を受けた佐々木。“進路選択”に大きな注目が集まるが、彼のキャリア構想には考慮すべき点が多くあるようだ。
「スタンフォード大には、キャリアやスポーツ、留学などを理由に休学することができる“休学制度”があり、さらに復学までの期限も厳しく設けられていません。佐々木選手が来年度からMLBやNPBでプレーすることを選択したとしても、引退後に再び同校を卒業することも可能なんです。
ただ、ソフトバンクはポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を基本的に認めていません。もし入団後、海外FA権の取得を待つと最短で9年、佐々木選手は30歳を迎えるシーズンまで待つことになる。ソフトバンクの城島健司CBOはポスティングについて“やらないと言っているわけではない”と語ってはいますが、佐々木選手が20代のうちにメジャーでのプレーを望む場合、慎重な判断が必要になるでしょう」(野球専門誌ライター)
さまざまな可能性を秘めた佐々木の進路選択。日本の野球ファンからは、「ホークスファンやけどメジャーで頑張ってほしい」「ホークスは二の次でいい。メジャーで行けるとこまで行ってほしい」といったアメリカでの活躍を願う声と、「最近のNPBレベル高いしソフトバンクに来てほしいなぁ」「まず日本で通用するか見極めてからでいいのでは?」など、日本プロ野球でのプレーを願う声で議論が起きている。
そして、そのどちらでもない“第3の進路”を望む意見も。
「スタンフォード大に残留し、さらなる活躍を見せることで来年、より良い条件を勝ち取るというものです。ネット上にも、“大学に残って来年、再来年ドラフト高順位の道が最適”“全体235位か。彼の目指すとこからすると、もう一回待つのもアリかと”“来年再来年に成績アップできる余地はありそうだから、今年は我慢しても良さそう”といったコメントが寄せられています。ただ、プロ選手として野球に専念できる環境に身を置いたほうが、大きなレベルアップを見込めるのも事実。21歳という年齢で1年をどう過ごすのか、もし大学残留を選んだ場合は、来年までに相応の成長を示す必要があるでしょう」(前出・野球専門誌ライター)
なお、NPBにおけるドラフト1位指名選手の契約金は、出来高を含め最大1億5000万円程度。これに対し、MLBにおける大学2年生の8巡目の相場は20万~25万ドル、日本円で約3200万~4000万円とされている。
MLBの交渉期限は日本時間7月28日の午前6時、NPB球団との交渉期限は31日まで。佐々木が選ぶ道は、果たして――。


















