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ー 工藤の「ホークス打線の攻略法」

 福岡ソフトバンクホークスで監督として4度の日本一に輝いた工藤公康氏が、OBである和田毅氏の公式YouTubeチャンネルに出演。海外で通用する投手の条件や、常勝軍団を率いる組織論を熱く展開した。ファンからは監督復帰を望む声が根強く、その動向に熱い視線が注がれている。

 7月11日に公開された動画では対談相手が気心の知れた和田氏とのランチトークとあって、踏み込んだ野球談議が繰り広げられた。

 白熱したのは、今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の話題になった時だった。中継ぎ専門の投手が足りなかったことが日本の敗因との指摘もあったが、和田氏から「工藤さんが代表監督だったら先発を入れるのか、中継ぎを入れるのか」と振られると、工藤氏は「どちらでもない」とピシャリ。前の年の成績も関係ないとし、「海外で通用する球を持っているピッチャー。それが第一」と言い切った。

「工藤氏いわく、海外で成功する投手には共通する球種があり、日本が優勝した2023年WBCでもその球種を持っている投手は打たれなかったが、持ってない投手は打たれたと指摘しています。その球種が『フォークボール』以前は決め球として使われることの多かった落ちる変化球ですが、現代野球では初球やランナーがいる場面でも多用されていることを挙げ、他の球ほどコントロールがアバウトで良い“便利な球”に変化したと分析。こうした勝負球を持っていることが絶対条件としています」(スポーツライター)

 また、和田氏から監督復帰の可能性について尋ねられると、「ああ、やるかもね」と前向きな本音をのぞかせる一幕も。

「監督業を『楽しい』と語る工藤氏ですが、その真意は自分の思い通りに動かせるからではなく、選手が練習して能力が上がり、成長するプロセスを見ることができるから、というもの。監督時代、2軍へ降格させる選手にはただ通告するのではなく、必ずコーチと話し合って明確な課題を与え、『クリアしたらタイミングを見て1軍に上げる』という約束を交わしていたことを明かしています」(同前)

工藤の「ホークス打線の攻略法」

ライオンズレジェンドが揃い踏み!工藤公康の畑仕事を手伝いにきた渡辺久信(工藤インスタグラムより)
ライオンズレジェンドが揃い踏み!工藤公康の畑仕事を手伝いにきた渡辺久信(工藤インスタグラムより)

 中身の濃い対談にファンも釘付けとなったようで、動画のコメント欄には、《工藤さんの野球への考え方や選手育成論は本当に素晴らしい》《相手が和田さんだったから普段よりも本音でハッキリ答えてくれていた印象》《通用する球があるかどうかで選ぶって、やっぱり工藤さんて凄いなと思った》といった声が並び、確固たる哲学に基づいた工藤氏の言葉に改めて感服している様子がうかがえる。

「工藤氏については、WBCの監督待望論が多く聞かれますが、一方で巨人の来季監督候補としても名前が浮上中。球界の重鎮である広岡達朗氏も、巨人を劇的に変革できる適任者として、工藤氏を猛プッシュしています。動画で、工藤氏は『ホークス打線の抑え方はもう見つけていて、ほぼほぼホームランは打たれない、どうやるかは秘密』と具体的な攻略法まで掴んでいると豪語。パ・リーグ球団や日本一から遠ざかっている巨人は、この言葉に大いに興味を示したのではないでしょうか」(スポーツ紙デスク)

 果たして、どのチームのユニフォームを着て復帰するのか。水面下ではすでに名将の争奪戦が始まっていそうだ。