今年の夏の傾向は、どうなのだろうか。
「この冬はインフルエンザが流行し、コロナの患者はあまり見られませんでした。今のところは落ち着いていますが、患者数はゼロにはなっていません。そして、これからお盆に向けて広がっていく可能性があります。
この夏の原因株として警戒されているのが、BA.3.2系統(セミ型)といわれる変異株です。初期に流行したものに似ていて、いわゆる先祖返りした株です。特徴的な症状は、喉の痛み。熱が出て喉が痛いときは、ただの風邪と思わず、コロナを疑って、すぐに受診しましょう」
インフルエンザより圧倒的に死亡者数が多い
やはり今年の夏も油断できないようだ。今からできるコロナ対策は?
「まずワクチンです。今年の株は、今までのワクチンでは効きにくいことが予想されていますので、最新のものを打ちましょう。手洗いやマスクも欠かせません。さらに、免疫力をつけておくことも大事なので、適度な運動、睡眠、食事では栄養価が高いものや、感染予防の研究がなされている乳酸菌を意識的にとるのもよいでしょう」
関先生が特に強調するのは、3つ目のインフルエンザとの違い。
「コロナには後遺症があるということです。30代~40代の女性を中心に、咳や頭痛が残りやすいことがデータで出ています。もし、熱や喉の痛みが出たら、これぐらい大丈夫と思わず、すぐに病院で治療を受けてください。そうすることで、コロナだったとしても後遺症を減らせます」
収束したと思われたコロナだが、まだまだ終わっていない。夏は特に注意と肝に銘じて、今すぐコロナ対策に取り組みたい。
コロナとインフルエンザの死亡者数
昨年の死亡者数は、インフルエンザが約7000人に対して、新型コロナは約2万1000人。一昨年は約3000人に対して約3万6000人。インフルエンザよりコロナのほうが、圧倒的に死亡者数が多いことがわかる。

















