不満の声に主催者は
こうした意見が上がったことについて、ある美術館関係者は次のように話す。
「主催者やスタッフのオペレーションに不満が寄せられているのです。展示のチケットは日時指定となっていましたが、予約時間から30分が経過しても入場できないという事例も多く見られてました。待機時間の目安もわからず、1時間以上待機列に並んだ挙句、ようやく、絵の前にたどり着いても、見られるのはほんの一瞬だったといいます。
中には、《スタッフが常時「立ち止まらないでくださ〜い!」とか大きな声で言ってる。(中略)うるさくて、絵を見る環境じゃないです》などのコメントもありました。日時指定のチケットながら、遊園地の大人気アトラクションばりの長蛇の列になっているようで、不満の声が漏れるのも仕方がないように思えます」
名画の来日を台無しにするかのような事態に陥っているというが、主催者側はこうした意見を把握しているのだろうか。問い合わせてみると、次のように回答があった。
「本展には開幕以来、多くのお客様にご来場いただいております。特に『真珠の耳飾りの少女』につきましては、国内では非常に貴重な公開機会であることから、高い関心が寄せられております。
主催者としては、事前に混雑を見込み、日時指定券の導入や会場内の誘導体制の整備などを行ってまいりましたが、来場状況や作品前の滞留時間によっては待ち時間が発生する場合があります。引き続き、お客様に安全にご鑑賞いただけるよう、会場内の状況を注視しながら運営に努めてまいります」
14年ぶりの来日という歴史的な機会。芸術を愛する来場者が安らぎの時間を求めて足を運んでいるだけに、“心静かに作品と向き合える環境づくり”にも一層の配慮が求められそうだ。

















