歴史的な価値は素晴らしいけど
そして第1位に選ばれたのは、34票を獲得した群馬県にある「富岡製糸場」。
明治5年、輸出品の主力だった生糸の生産・品質を向上させるため、明治政府が設立した歴史的な建造物である。初期の建造物群は国宝や重要文化財にも指定されている。
「歴史的な価値はあると思っていますが、見に行って面白かったり感動する場所ではないかな」(東京都・男性・58歳)「観光客向けの資料やガイダンスが不十分。もっと施設について学びが欲しかった」(和歌山県・女性・48歳)
明治時代のまさに日本近代化の象徴ともいえる「富岡製糸場」だが、当然のことながら今は使われておらず機械が並んでいるだけ。機械の一部を動かして、当時を偲ぶことができればこういった結果になっていなかったのではないか。
「井上真央さん主演の『花燃ゆ』や吉沢亮さん主演の『青天を衝け』など、NHKの大河ドラマでも取り上げられました。
出かける前に事前に、アーカイブスでドラマをチェックしておくと感動もひとしお。さらに人気ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)の主なロケ地でもあります。こういった聖地巡礼をすることで楽しみも広がりますよ」(前出・山田編集長)
「世界遺産」に選ばれるには、それなりの理由があるはず。そのあたりを事前にチェックするのはもちろんのこと、付近のグルメや聖地巡礼スポットを調べておくことも“がっかり”しないための秘訣なのかもしれない。
取材・文/島 右近













