「身体が変わる」秘密は4つの成分

 レモン水の魅力は、その手軽さだけではない。レモンには、クエン酸、カリウム、ビタミンC、ポリフェノールと身体にうれしい成分が凝縮されている。

 まず、果汁に含まれるクエン酸は、疲労物質である乳酸を分解してエネルギー代謝を促し、疲れを吹き飛ばしてくれるほか、カルシウムや鉄分の吸収を高めてシニアに急増する骨粗しょう症の予防にも貢献する。

「カリウムは余分な塩分と水分を排出して高めの血圧を下げ、むくみを解消してくれます。また、果皮や白いワタに豊富なポリフェノールは強い抗酸化力を持ち、悪玉コレステロールの酸化を防いでくれるのです」(石原先生、以下同)

 レモン水は、飲むタイミングによっても効果が倍増する。

「同志社大学などの研究によると、ご飯を食べる前にレモン果汁30gを摂取すると、食後の血糖値の急上昇を約20%も抑えられることがわかっています。食後の強い眠気やだるさがある方、更年期に入って太りやすくなったと感じている方は、食前に飲むのがベストです」

 さらに、継続して飲むことで、血圧や腸内環境の改善にも大きな期待がもてる。

「クエン酸が血管の柔軟性を高め、カリウムが塩分を排出するため、3か月間の継続摂取で血圧の有意な低下が確認されています。また、レモンに含まれる食物繊維のペクチンが善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれるので、特に朝の起き抜けに飲めば、お通じもスムーズになりますよ」

 また、肌のくすみや、心の不調にもレモン水は心強い味方に。

「豊富なビタミンCとポリフェノールの強力な抗酸化作用が、シミやシワ、くすみの原因となる老化物質(AGEs)が体内でできるのをダブルでブロックし、ハリと透明感のある肌をつくります。

 さらに、レモンをしぼったときに広がる香り成分リモネンには、自律神経のバランスを整える高いリラックス効果が。更年期特有のイライラやストレスを和らげるのにもぴったりです」

 効果はそれだけにとどまらず、身体の内側全体の健康をサポートできるという。

「脂質代謝を促して脂肪肝の改善やダイエットに役立つほか、ビタミンCやポリフェノールは免疫力を高める働きもあるため、季節の変わり目に風邪をひきにくくなるなど、多方面でうれしい効果が期待できます」