今日の食事からできる感染予防とは

 では、感染症予防に有効となる食事内容を、竹田先生に聞いてみた。

「朝なら卵やヨーグルト、昼は魚や肉、夜は豆腐や納豆など、食事ごとに何かひとつ、タンパク質を含む食材を加えましょう。そこに、野菜や海藻、きのこ、豆類などから食物繊維をプラス。腸内細菌のエサになるオリゴ糖を含む、大豆製品なども取り入れるとよいですね。そして、納豆やヨーグルト、キムチなどの発酵食品を組み合わせて、腸内環境にもアプローチすれば万全です」

 もちろん、食事だけで感染を完全に防げるわけではない。感染症予防の基本は、ワクチン接種が第一となり、そのほか手洗いやうがいなどの対策も欠かせない。さらに、十分な睡眠と適度な運動で、生活リズムを整えることも大切だ。

 ウイルスを寄せつけない対策と、ウイルスに負けない身体づくり。その両方を毎日の習慣にして、これからさらに本格化する感染症シーズンに備えたい。

教えてくれたのは
竹田和由先生 順天堂大学大学院医学研究科准教授。東北大学大学院歯学研究科博士課程修了。アメリカ留学後、新潟大学医学部医動物学講座助手、順天堂大学医学部免疫学講座講師などを経て現職。専門は免疫学(NK細胞、腫瘍免疫)。

<取材・文/池田純子>